手塚治虫トレジャー・ボックス どろろ セカンド・エディション』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

妖怪に身体の四十八カ所を奪われて生まれた百鬼丸は、失った肉体を取り戻すため妖怪退治の旅に出る。その道中で出会う野盗の子供・どろろとともに、二人は次々と現れる魑魅魍魎と死闘を繰り広げる。1967年から「週刊少年サンデー」で連載され、後に「冒険王」に舞台を移したこの異色時代劇は、手塚治虫が到達した暗黒と諦念の境地を刻印する一作だった。

「鉄腕アトム」や「ブラック・ジャック」を世に送り出した手塚が、あえて救いのない世界観を選んだ背景には、60年代後半という時代があった。本書は2013年刊行の『手塚治虫トレジャー・ボックス どろろ』を函の仕様変更と別冊付録の位置を調整して再刊したもので、雑誌掲載時の見開き扉やカラー扉、そして二十数枚に及ぶ削除シーンを完全復刻している。単行本では失われていた迫力と残酷さが、ここでは生々しく蘇る。さらに物語設定が一変した「冒険王」版も収録し、全4巻で「どろろ」という作品の全貌を提示する構成です。第1回手塚治虫文化賞を受賞し、2007年の実写映画は興行収入34億円を記録。海外でも高く評価されてきたこの作品の、最も原型に近い姿がここにある。

削除されたページに何が描かれていたのか。雑誌掲載時の手塚が何を読者に突きつけようとしていたのか。その答えを知りたい読者は、このセカンド・エディションを手に取るべきでしょう。

まだ読んでいないあなたへ

手塚治虫が、自分の全作品の中で「一番好き」と公言した漫画なんです。

四十八カ所の身体を妖怪に奪われた百鬼丸。目も鼻も手足もなく、義肢と刀で立ち上がる彼が旅するのは、自分の肉体を取り戻すため。倒した妖怪の数だけ、音が聞こえ、色が見え、痛みを知る。そこに絡むのが、盗みで生き延びてきた子供・どろろ。この二人が戦国の世を渡り歩く姿を、手塚治虫は一切の甘さを排して描き切りました。

この『トレジャー・ボックス』版の凄みは、雑誌掲載時そのままを復刻した点にあります。単行本化で削除された見開きページ、カラー扉、二十数枚に及ぶ幻の削除シーン、さらには設定が一変した「冒険王」版まで。つまり、1967年の少年たちが目にした生々しい「どろろ」が、ここに蘇っているんです。血みどろの戦闘、容赦ない人間の業、そして魂を揺さぶる静寂。雑誌版だけが持っていた迫力が、ページをめくるたびに襲いかかってきます。

「週刊少年サンデー」連載版だけじゃなく、物語の方向性が全く違う「冒険王」版も収録。同じキャラクター、別の運命。手塚治虫が一つの題材をどう料理し直したのか、その創作の現場に立ち会えるんです。

既刊4巻。『鉄腕アトム』や『ブラック・ジャック』を描いた手塚治虫が、最も愛した作品です。読めばわかります、なぜこの人が「マンガの神様」と呼ばれたのか。

巻一覧(発売順)1

手塚治虫トレジャー・ボックス どろろ セカンド・エディション 手塚治虫トレジャー・ボックス どろろ セカンド・エディションの表紙画像

手塚治虫トレジャー・ボックス どろろ セカンド・エディション

2024年05月27日頃

幻の「冒険王」版や単行本未収録のド迫力の見開き扉・カラー扉、そして削除シーンを完全復刻した〈雑誌オリジナル版〉、リクエストにお答えしてついに復活!(全4巻) 身体の四十八カ所を妖怪に奪われた姿で生ま続きを読む

幻の「冒険王」版や単行本未収録のド迫力の見開き扉・カラー扉、そして削除シーンを完全復刻した〈雑誌オリジナル版〉、リクエストにお答えしてついに復活!(全4巻) 身体の四十八カ所を妖怪に奪われた姿で生まれた百鬼丸は自らの肉体を取り戻すため妖怪退治の旅に出る。そこで出会うのは野盗の子供どろろ。二人の行く手に現われる魑魅魍魎との死闘を描く異色の時代劇! 別冊付録(一冊)と単行本未収録の見開き扉・カラー扉、そして二十数枚におよぶ削除シーンのほか、物語設定が一変した「冒険王」版も完全復刻。さらに巻頭イラスト「どろろ百鬼」や当時の人気作家が競演した「紅白ものまねまんが合戦」も特別収録! *本書は『手塚治虫トレジャー・ボックス どろろ』(2013年刊)と同内容です(※函の仕様を変更し、別冊付録は第4巻末尾に収録しております)。 第1巻 どろろ(「週刊少年サンデー」1967年8月27日号〜12月3日号) 第2巻 特別大画報 どろろ妖怪屋敷・どろろ百鬼 どろろ(「週刊少年サンデー」1967年12月10日号〜68年3月24日号) 第3巻 どろろ(「週刊少年サンデー」1968年3月31日号〜7月21日号) 紅白ものまねまんが合戦 カラー表紙画・迫力まんが年賀状 第4巻 どろろ(「冒険王」1969年5月号〜10月号) 解説・濱田高志 別冊付録(「冒険王」1969年5月号)

よくある質問

『手塚治虫トレジャー・ボックス どろろ セカンド・エディション』は全何巻?

全1巻で完結済みです。

『手塚治虫トレジャー・ボックス どろろ セカンド・エディション』の作者は誰?

手塚治虫先生の作品です。

『手塚治虫トレジャー・ボックス どろろ セカンド・エディション』の出版社は?

国書刊行会から出版されています。