『ブッダ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
紀元前5世紀のインド。ゴータマ・シッダールタは王族の子として生まれながら、人間の生老病死という苦悩に向き合い、やがて悟りを開いて「ブッダ(目覚めた者)」となる。手塚治虫が仏陀の生涯を描いた本作は、史実と創作を織り交ぜながら、一人の人間が聖者へと至る道のりを壮大なスケールで追いかける。
『鉄腕アトム』『ブラック・ジャック』で知られる手塚だが、『ブッダ』と『火の鳥』は彼の生命観が最も色濃く表れた作品だ。1972年から1978年まで少年誌「希望の友」で連載され、既刊14巻という長大な物語は、宗教的題材でありながらコメディや冒険活劇の要素も盛り込み、読者を飽きさせない。第1回手塚治虫文化賞を受賞し、2011年には実写映画化もされた。世界各国で翻訳され、仏教徒の多い国々では宗教的意義と漫画表現の新しさが評価されている。聖者の伝記を扱いながら、人間臭さと普遍的な問いを失わない手塚の筆致は、「漫画の神様」の面目躍如といえる。
子どもにも読めるよう本文にふりがなが付いた本作は、親子で向き合える生命の一大叙事詩です。
まだ読んでいないあなたへ
神を描くために、手塚治虫は人間を描いたんです。
仏陀の生涯を描いた全14巻。でもこれ、聖人伝じゃないんですよ。カースト最下層の少年が生きるために盗みを働く場面から始まり、王子として生まれた主人公は城の外で初めて老いと病と死を目撃して立ち尽くす。悟りを開く前の苦悩も、弟子たちの嫉妬や裏切りも、容赦なく描く。手塚治虫が挑んだのは、完璧な聖者の物語じゃなく、迷い傷つきながら真理へ向かう一人の人間の記録なんです。
驚くのは、紀元前のインドが息をしていること。奴隷制度の残酷さ、階級間の憎悪、戦争の愚かさ。2500年前の物語なのに、読んでいるうちに現代の私たちの姿が透けて見えてくる。手塚治虫は仏教説話をなぞるんじゃなく、人間が人間である限り抱え続ける苦しみを、この時代に置いて問い直したんですね。
『鉄腕アトム』『ブラック・ジャック』『火の鳥』を描いた巨匠が、創作人生の中で6年かけて挑んだ作品。第1回手塚治虫文化賞を受賞し、世界中で翻訳され読み継がれている理由は、これが宗教の枠を超えた「生命の物語」だからなんです。
本文には全てふりがなが付いています。子どもに読ませたいと願った親たちの声に応えた形なんですが、実は大人こそ読むべき漫画かもしれません。自分がどう生きるか、何を大切にするか。ページをめくるたび、そんな問いを突きつけられる。
神の物語を描きながら、人間の物語になっている。その矛盾こそが、この作品の核心なんです。
巻一覧(発売順)全14巻
よくある質問
『ブッダ』は全何巻?
全2巻で完結済みです。
『ブッダ』の最新刊は?
最新刊は第14巻(3月19日(土)発売)です。
『ブッダ』の作者は誰?
手塚治虫先生の作品です。
『ブッダ』の出版社は?
潮出版社(希望コミックス)から出版されています。













