『まれびと親指姫』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
刊行ペース
平均: 約120日間隔
直近: 約120日間隔
この作品について
精霊市国で粘土工を営むヨキのもとに、口入れ屋から送られてくる働き手は条件違いの者ばかり。そこへ今度は、王立霊薬工場で魔草を枯らしたという妖精汚染の少女が現れる。名前すら持たない彼女に「リサ」という名を与え、ぎこちない共同生活が始まる。しかし二人の暮らしは、魔王ユーヴィや精霊女王を巻き込んだ争いに飲み込まれていく。家を焼かれ、離れ離れになった時、ヨキは気づく——守るべきものはリサだけだと。
「少年魔法士」「原獣文書」で独自の世界観を確立したなるしまゆりが、新書館ウィングス・コミックスで発表した全3巻のファンタジーです。粘土工・口入れ屋・妖精汚染といった独特の設定語が、異世界の生活感を緻密に構築していく。魔王や竜が登場する大仰な物語でありながら、ヨキとリサの関係性は「傷ついた子供たちのおままごと」と作中で形容されるほど、どこか脆く不安定だ。この繊細さと壮大さの同居こそが、なるしま作品の真骨頂でしょう。新書館漫画賞第1回を受賞した本作は、精霊と人間、二つの世界が交錯する構造を丁寧に描き切っています。
「破れてからの始まりだってある」——その言葉通り、完結まで一気に駆け抜けたい物語です。
まだ読んでいないあなたへ
新書館漫画賞を受賞したなるしまゆりが描く、「誰かの役に立ちたい」という願いの、残酷なまでに純粋な物語なんです。
妖精汚染で名前すら失った少女リサが送り込まれたのは、粘土工ヨキの家。頼んだ条件とまったく違う働き手ばかり押しつけられて文句ひとつ言わない、そんなヨキの不器用な優しさの中で、リサは自分の「役に立ちたい」という思いの正体に気づいていくんです。それは共鳴でも憧れでもなく、怒りを晴らすためのものだったって。
精霊市国を舞台に、魔王の弟、呪われた家守、井守の精霊たち、恋多き女王と竜の婿、策略渦巻く王家の血脈——複雑に絡み合う関係性の中で、ヨキとリサは「おままごとのような暮らし」を重ねていきます。塩を買いに町へ行き、生活を立て直すことから始める、そんな小さな日常の積み重ねが、読んでいてたまらなく愛おしいんです。
でも、その日常はいつか破れる夢だった。家を焼かれ、離れ離れになった二人が、傷ついた子供のように肩を寄せ合っていた時間の意味を知るのは、すべてを失った後なんです。何もないこの手が守るべきたったひとつのものだと気づいたとき、ヨキは動き出す。リサもまた「まれびと」として、ふたつの世界をつなぐ虚(うろ)の秘密に辿り着く。
破れてからの始まりを描く物語。既刊3巻で完結しているから、週末に一気読みできます。この二人が自らの生きる道を見つけるまでを、ぜひ見届けてください。
巻一覧(発売順)全3巻
よくある質問
『まれびと親指姫』は全何巻?
全2巻で完結済みです。
『まれびと親指姫』の最新刊は?
最新刊は第2巻(5月26日(金)発売)です。
『まれびと親指姫』の次巻はいつ?
次巻の発売日は未発表です。直近の刊行ペースは約120日間隔です。
『まれびと親指姫』の作者は誰?
なるしまゆり先生の作品です。
『まれびと親指姫』の出版社は?
新書館(ウィングス・コミックス)から出版されています。


