『ちひろさん』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
海辺の小さな弁当屋「のこのこ弁当」で働く、ちひろ。元風俗嬢という過去を持つ彼女のもとには、恋愛、仕事、家族、自分自身——様々な悩みを抱えた客が訪れる。帰りたくなかった家も、死にたかった朝も、ひとりぼっちの運動会も。ちひろとの出会いが、少しずつ景色を変えていく……。
安田弘之が秋田書店「エレガンスイブ」で描く本作は、社会の片隅で息をひそめるように生きる人々の物語だ。ちひろは説教をしない。正解を押しつけない。ただそこにいて、おにぎりを握り、花見をし、釣りをする。その「望むように生きる」姿が、誰かの価値観を静かに揺るがしていく。風俗嬢という過去を隠さず、けれど開き直りもせず、淡々と日常を重ねる主人公の造形は、従来の「救済者」像を大きく更新しています。結婚、親子関係、生きづらさ——ありふれたテーマを扱いながら、押しつけがましさのない筆致で読者の胸を打つ作品です。
「ちょっと生きにくい」あなたに、この弁当屋は優しい。既刊9巻、静かに、しかし確実に読み継がれている理由を、ぜひ手に取って確かめてください。
まだ読んでいないあなたへ
元風俗嬢が、海辺の小さな弁当屋で働いている。
それだけ聞くと何かドラマチックな展開を想像するかもしれませんが、『ちひろさん』が描くのは、もっと静かで、もっと深い何かなんです。主人公のちひろは、おにぎりを作って、花見をして、釣りをして。望むように生きている。その姿を見た人たちの心が、少しずつ動き出す。
「のこのこ弁当」を訪れるのは、帰りたくない家を持つ人、死にたかった朝を迎えた人、ひとりぼっちの運動会に耐えてきた人。結婚、恋愛、親子関係、仕事――人生の重さを背負って、ちょっと生きにくくなっている人たちです。ちひろは彼らに特別なアドバイスをするわけじゃない。ただそこにいて、自分の日々を生きている。それだけで、誰かの景色が変わっていくんです。
安田弘之が描くちひろの表情は、どこまでも穏やかで、どこまでも強い。過去を背負いながら、今日を豊かに生きる一人の女性。彼女の生き方が、読んでいるあなた自身の価値観を、静かに揺さぶってくるんですよ。
既刊9巻。一話ずつ、違う人の物語が紡がれていきます。どの話から読んでも胸に刺さる。でも重くない。むしろ、読み終えたあと、少しだけ世界が優しく見える。そんな作品です。
巻一覧(発売順)全9巻
よくある質問
『ちひろさん』は全何巻?
現在9巻まで刊行中です。
『ちひろさん』の作者は誰?
安田弘之先生の作品です。
『ちひろさん』の出版社は?
秋田書店(秋田レディースコミックスDX)から出版されています。








