BASARA』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

文明崩壊から300年後の日本。暴君・赤の王に支配された世界で、白虎の村に生まれた双子の兄妹がいた。兄タタラは「運命の子」として人々の希望となるが、村を襲撃され殺される。妹の更紗は兄の死を隠し、自らタタラとなって復讐の旅に出る。圧倒的な力の差に絶望した更紗は、長老の遺言に従い、九州へと向かう。そこで待ち受けるのは偽タタラ、海賊、そして赤の王の刺客。桜島の噴火とともに戦いは頂点に達し、更紗と赤の王・朱里、それぞれの運命が交錯していく……。

田村由美は『7SEEDS』で知られる少女漫画家だが、本作『BASARA』は1990年から『別冊少女コミック』で連載され、第40回小学館漫画賞を受賞した代表作である。ポストアポカリプスという舞台設定を少女漫画に持ち込み、復讐と革命を描く骨太なストーリーは当時の少女漫画シーンに新風を吹き込んだ。性別を偽り戦う少女という設定は、単なるジェンダーベンダーの域を超え、抑圧された者たちの抵抗の物語として機能する。Production I.G制作でアニメ化され、2003年には実写映画化。海外でもアメリカ、フランス、韓国などで翻訳出版され、世界的な評価を得ている作品だ。

壮大な叙事詩でありながら、少女の成長と恋を描く本作は、ジャンルの枠を超えて読み継がれるべき傑作です。

まだ読んでいないあなたへ

文明が滅んだ日本で、双子の妹が兄のふりをして暴君への復讐に立ち上がる。

これ、1990年に始まった少女漫画なんです。でも「少女漫画」という言葉から想像するものを、全部裏切ってくるんですよ。圧政、戦争、復讐。仲間が死に、村が焼かれ、主人公は生きて通り抜けた者のいないトンネルに挑む。300年続いた支配体制に、15歳の少女が「タタラ」と名乗って反旗を翻す物語。

更紗という少女は、本当は「運命の子」じゃなかった。予言された救世主は兄で、妹の自分はただの付属品。なのに兄が殺されて、身代わりになるしかなかった。無力で、絶望して、それでも立ち上がる。この「本物じゃない」感じが、読んでいて胸に刺さるんです。

そして敵の赤の王。この男が、ただの暴君じゃないんですよ。坊主に変装して敵地に潜り込む。兄との対決に陰謀が絡む。戦う理由も、立場も、この2人は鏡写しなんです。憎むべき相手なのに、どこか似ている。そこに生まれる感情が、戦いを複雑にしていくんです。

桜島が噴火する中での決戦。海賊との命がけの交渉。偽タタラとの遭遇。4巻の時点で、もうこんなに展開が濃い。全27巻まで続くこの物語が、どこまで広がっていくのか想像もつかないんです。

小学館漫画賞を受賞して、アニメにも映画にもなって、海外でも翻訳されている。30年以上前の作品なのに、いま読んでも古びていない理由がわかります。「少女が世界を変える」話じゃなくて、「世界に抗う少女」の話だから。偽りの名を背負って戦う更紗の旅を、あなたも見届けてください。

巻一覧(発売順)16

よくある質問

『BASARA』は全何巻?

全16巻で完結済みです。

『BASARA』の作者は誰?

田村由美先生の作品です。

『BASARA』の出版社は?

小学館から出版されています。