『誰そ彼のひと プチキス』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
ある夏、中学二年生の理子の町に司馬龍臣という少年が転入してくる。大手企業会長の血縁者として町の歓迎を受けながらも、周囲との距離を保とうとする龍臣。放っておけない理子は、彼と夏の思い出を作り、誕生日には約束を交わすが、幸せに満ちたはずの日々に突然の変化が訪れる――。そして時は流れ、東京で弁護士として働く理子の前に「ある男を捜してほしい」という依頼が舞い込む。過去の傷跡を引きずり、恋人との未来さえ描けない彼女を、再び過去の記憶が苛む。
藤沢もやしはラブコメやファンタジーでキャリアを積んできた作家だが、本作では「失われた過去と向き合う現在」という、より繊細な感情の揺れを描く方向へ舵を切っている。中学生時代の夏と、弁護士として働く大人の現在。二つの時間軸を行き来しながら、過去が現在にどう影を落としているかを浮かび上がらせる構成は、単純な再会ものとは一線を画す。恋人がいても踏み込めない理由、捜してほしいという依頼の意味。点として置かれた情報が、読者の中で線になっていく快感がある。
講談社の「プチキス」レーベルで既刊4巻。大人の恋愛を描きながらも、その根にあるのは少年少女の記憶です。過去を抱えたまま生きる人の物語を読みたい方に。
まだ読んでいないあなたへ
既刊4巻。
この物語、中学生のひと夏から始まるんですが、続きを読んだ瞬間に「そうくるのか」って言葉を失います。
町にやってきた司馬龍臣という少年。大手企業会長の血縁者で、周囲は歓迎ムードなのに、本人は誰とも距離を置く。そんな彼を放っておけなくなった理子は、夏休みを一緒に過ごし、龍臣の誕生日にある約束をするんです。幸せに溢れた日々に、突然の変化が訪れるまでは。
時は流れて、東京で弁護士として働く理子。でも彼女の心には、過去に受けた傷跡が残ったまま。恋人がいても、未来を思い描けない。そこに舞い込んでくる「ある男を捜してほしい」という依頼。中学時代のあの夏と、現在が、少しずつリンクし始めていくんです。
藤沢もやし先生が描く、夏の淡い光と、その後に残る影の対比が本当に鮮やか。恋愛漫画だと思って読み始めると、まったく違う感情が胸に迫ってくる。理子が何を失って、何を抱えたまま大人になったのか。その答えが見えてくるたび、ページをめくる手が止まらなくなるんです。
タイトルの「誰そ彼」は、黄昏時を意味する古い言葉。光と影が曖昧に混ざり合う時間帯。まさにこの物語そのものなんですよ。
巻一覧(発売順)全4巻
よくある質問
『誰そ彼のひと プチキス』は全何巻?
現在4巻まで刊行中です。
『誰そ彼のひと プチキス』の最新刊は?
最新刊は第4巻(2月13日(金)発売)です。
『誰そ彼のひと プチキス』の作者は誰?
藤沢もやし先生の作品です。
『誰そ彼のひと プチキス』の出版社は?
講談社から出版されています。