『シドニアの騎士』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
太陽系は滅んだ。人類を滅ぼした異生物ガウナから逃れ、巨大播種船シドニアは千年にわたって宇宙を漂流する。最下層で育った青年・谷風長道は、対ガウナ用大型兵器「衛人」の訓練生となり、伝説の機体・継衛に搭乗する。だがガウナとの遭遇戦で、唯一の有効兵器カビザシが失われた。重力制御の暴走により艦内に犠牲者が溢れる中、長道は単身、カビザシ回収へと飛び立つ……。
『BLAME!』『BIOMEGA』で圧倒的な構築力を見せつけた弐瓶勉が、今度は人類存亡を賭けた宇宙戦争を描く。講談社「月刊アフタヌーン」連載作だが、この作家に「王道」は存在しない。閉鎖環境での生存戦、対話不能の敵、遺失技術への依存——SF設定の骨格は硬質なまま、少年の成長物語として機能させる手腕は見事です。異形の敵を前に繰り広げられる戦闘シーンは、弐瓶勉特有の空間把握能力が遺憾なく発揮され、巨大兵器の重量感と絶望的な距離感を同時に成立させている。
既刊3巻、物語はまだ序盤。この先どれだけの犠牲が積み重なるのか、想像するだけで背筋が凍ります。
まだ読んでいないあなたへ
既刊3巻。
なのに、もう人類滅んでるんです。
太陽系ごと破壊されて千年。生き残った人類が巨大な宇宙船で旅を続けてる。その船の最下層で育った青年が、ある日いきなり大型兵器の訓練生に選ばれて、歴史的名機に乗り込むことになる。これだけ聞くと王道の成長物語みたいですけど、違うんです。
対話不能の異生物・ガウナ。こいつらとの戦いで、最強クラスの戦士四人が出撃するんですけど、唯一効く武器を失って帰ってくる。で、艦長が緊急加速を命じた結果、船内で大量の犠牲者が出るんですよ。守るために逃げて、逃げたせいで仲間が死ぬ。この容赦のなさ。
主人公の長道が武器を取り戻しに出撃する場面があるんですけど、そこで艦内すべての人々が歓声を上げるって描写があって。たった一人の若者に船ごと未来を託すしかない絶望と、それでも希望を捨てられない人間の性が、この一文に全部詰まってるんです。
弐瓶勉が描く、人類が生き延びるためにどこまで変わっていくのかっていう話。繁殖も生産も、もう地球にいた頃とは全然違う形になってる。それでも人間であろうとする者たちの戦いなんです。
3巻しか出てないのに、この密度。続きが気になって眠れなくなりますよ。
巻一覧(発売順)全3巻
よくある質問
『シドニアの騎士』は全何巻?
現在3巻まで刊行中です。
『シドニアの騎士』の最新刊は?
最新刊は第3巻(3月9日(月)発売)です。
『シドニアの騎士』の作者は誰?
弐瓶勉先生の作品です。
『シドニアの騎士』の出版社は?
講談社から出版されています。