『零れるよるに プチキス』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
昏睡状態から目覚めた父、そして生き別れていた妹の出現。恋人・よるとの未来を見つめようとする天雀の前に、次々と過去が立ち上がってくる。家族の現実と向き合うことは、二人の関係にどんな影響をもたらすのか……。
有賀リエは『となりの怪物くん』で少女漫画の王道から一歩踏み出した作家だが、本作では恋愛の枠組みそのものを問い直している。愛し合う二人がいて、障害があって、それを乗り越えればハッピーエンド——そんな定型を、この作品は丁寧に裏切り続ける。天雀が抱える児童養護施設での生活、よるが背負う家族との断絶。それらは単なる「困難」ではなく、二人の存在そのものに食い込んでいる傷なのです。だからこそ、父親の意識回復も、妹・光の登場も、単純に喜べない重さを持つ。家族との再会が、必ずしも救いにならない——その現実を描く筆致に、作家の成熟が見える。
既刊4巻、物語はまだ続いています。簡単な答えを用意しない作品だからこそ、二人がどこへ向かうのか、目が離せません。
まだ読んでいないあなたへ
既刊4巻。
この作品、「愛があれば乗り越えられる」なんて甘い言葉では片付けられないんです。
天雀とよる、二人の愛は深まっていく。でもそれと同時に、これでもかと試練が襲いかかってくる。昏睡状態だった天雀の父親の意識が戻る。よるの前に母親が現れる。そしてよるの妹だと名乗る高校生まで。普通なら喜べるはずの再会が、なぜか二人の未来を揺さぶっていくんです。
天雀は児童養護施設で暮らしている。よるはバイト先で懸命に働いている。二人がやっと掴んだ「生き直す」という決意が、家族という存在によって試されていく。会いたくても会えなかった人たちが戻ってくる時、心は乱れる。それが愛する人の未来を変えてしまうかもしれないとしたら。
親友の勇大が天雀に伝えた想いって何だったんでしょう。よるの妹・光が本当に望んでいるものは。深刻な状況に追い込まれた二人が、それでも前を向こうとする姿に、ページをめくる手が止まらなくなります。
愛だけじゃ足りない。でも愛がなければもっと足りない。そんな切実さが胸に刺さる作品なんです。
巻一覧(発売順)全4巻
よくある質問
『零れるよるに プチキス』は全何巻?
現在4巻まで刊行中です。
『零れるよるに プチキス』の最新刊は?
最新刊は第24巻(12月25日(木)発売)です。
『零れるよるに プチキス』の作者は誰?
有賀リエ先生の作品です。
『零れるよるに プチキス』の出版社は?
講談社から出版されています。