砂の栄冠』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

著者: 三田紀房

出版社: 講談社

既刊3巻最新刊: 第3巻2月20日(金)

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

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第3巻

2月20日(金)

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この作品について

埼玉の県立樫野高校。創立100年目で初の甲子園出場を懸けた地区大会決勝。重圧に押し潰されそうなエース中村を、2年生ショート・七嶋は黙って見つめるしかない。だが七嶋の前に現れた謎の男・トクさんは、1千万円の札束を差し出してこう言った。「この金で甲子園を買え」。七嶋はその金をグラウンドに埋め、使わないと誓った。しかし舌の根も乾かぬうちに掘り返し、甲子園へ向かう。良心を封印し「カワイイ球児」を演じ、21世紀枠でのセンバツ出場を狙い始めた七嶋。金は、少年の心を黒く染めていく……。

『ドラゴン桜』で受験というシステムの裏側を暴いた三田紀房が、次に狙いを定めたのは高校野球という聖域だった。本作が容赦なく描くのは、建前と理想に覆い隠された甲子園の現実である。金、コネ、メディア戦略——それらを駆使しなければ這い上がれない構造を、七嶋という一人の少年の「堕ちていく」過程を通じて暴き出す。第28回講談社漫画賞少年部門を受賞し、2009年には映画化もされた本作は、韓国でも翻訳出版され現地の野球ファンに衝撃を与えた。

青春と努力の物語として消費されがちな高校野球を、ここまで冷徹に分解した作品は他にない。既刊3巻、ヤングマガジン連載。七嶋の黒い選択を、あなたは笑えますか。

まだ読んでいないあなたへ

1千万円で甲子園を買う高校球児の話なんです。

『ドラゴン桜』の三田紀房が描いた高校野球漫画なんですけど、主人公は埼玉の県立高校2年生ショート・七嶋。ある日、謎の人物から1千万円を託されるんです。使い道は自由。甲子園に行くために、どう使ってもいい。彼はその金をグラウンドに埋めて「甲子園に出るまで使いません」と宣言するんですが——すぐ掘り返すんですよ。そして甲子園に向かう。

この漫画、汗と涙の青春ストーリーじゃないんです。金で何ができるのか。金で何が変わるのか。純粋なはずの高校野球に、リアルな欲と計算が入り込んだとき、少年の心はどう揺れ動くのか。七嶋は「21世紀枠」での選抜出場を狙って、良心を封印してカワイイ球児を演じはじめる。母親に10万円を見つかって焦る場面もある。彼の中で何かが黒く染まっていくんです。

三田紀房の真骨頂は、誰も描かなかった角度から物事を見せることなんですよ。「努力・友情・勝利」の裏側にある人間のホンネ。きれいごとじゃない欲望。それを正面から描いて、でも決して冷笑的にならない。七嶋は確かに邪悪になっていくけれど、同時に本気で甲子園を目指してもいる。この矛盾が、たまらなく人間臭いんです。

巻末には「甲子園研究所」という企画がついていて、21世紀枠の仕組みとか選抜の裏側とか、マニアックな情報が詰め込まれてる。野球漫画としても、システムの裏を知る知的興奮としても、一級品なんです。

高校野球を「金」というフィルター越しに見たとき、見えてくる景色がある。この漫画、読んだら甲子園中継の見方が変わりますよ。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『砂の栄冠』は全何巻?

全既刊3巻で完結済みです。

『砂の栄冠』の最新刊は?

最新刊は第3巻(2月20日(金)発売)です。

『砂の栄冠』の作者は誰?

三田紀房先生の作品です。

『砂の栄冠』の出版社は?

講談社から出版されています。

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