『ファタールゲーム プチキス』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
田井中せりは、かつて一作だけヒットを飛ばした中堅漫画家。新しい担当編集者・双海すみれが現れたことで、彼女の創作生活は一変する。すみれの独特な距離の詰め方に戸惑いながらも、せりは次第に彼女に魅了されていく。「この人のために描きたい」——そんな感情が芽生えた矢先、漫画賞の受賞パーティですみれが担当する他の作家たちと出会う。彼らもまた、一癖も二癖もある人間ばかりで……。
ばったんは『けむたい姉とずるい妹』で百合ジャンルにおける独自の立ち位置を確立した作家だ。本作では編集者と漫画家という職業的な関係をベースにしながら、女性同士の複雑な感情の機微を描き出している。タイトルの「ファタール」が示す通り、すみれという存在は魅惑的でありながら危険な香りを漂わせる。彼女の「謎多き本当の姿」が何なのか、読者は少しずつ明かされる断片から推測するしかない。講談社のKissで連載中の本作は、既刊6巻。単なる恋愛劇ではなく、創作という営みそのものへの問いかけがある。漫画家たちの「仁義なき戦い」というフレーズが象徴するように、ここには人間の醜さも美しさも等価に描かれます。
編集者に恋をするとは、どういうことか。その答えを知りたい方は、ぜひ手に取ってみてください。
まだ読んでいないあなたへ
既刊6巻。
講談社Kiss連載中。
担当編集者が、怖い。いや、怖いというより——この人のためなら描けるかもしれない、と思わせる何かがあるんです。田井中せりは一発屋の中堅漫画家。過去に一作だけ当てたきり、鳴かず飛ばずの日々を送ってきた彼女の前に現れた新しい担当編集者・双海すみれは、独特な距離感で一気に懐に入り込んでくる。その近さは、仕事なのか、それとも——。
ばったんが描くのは、創作の現場に渦巻く欲望と執着です。双海は他にも複数の作家を担当していて、受賞パーティで顔を合わせた彼らは、一癖も二癖もある人間ばかり。「ここには人間の醜い感情がいっぱいある」という言葉が示す通り、この作品には綺麗事では語れない何かが充満しているんですよ。漫画を描くって行為が、承認欲求と嫉妬と、誰かに認められたいという切実な願いでできていることを、これほど生々しく突きつけてくる作品はなかなかない。
双海すみれという存在は謎だらけです。「友達より親密だけど恋人じゃない」——この微妙な関係性のまま、彼女は作家たちを魅了し、操り、何かを引き出していく。彼女の本当の姿とは何なのか。何を目的に、あの距離感で近づいてくるのか。
「地獄だっていけるんです」という台詞が、この作品の全てを象徴しています。創作の地獄、人間関係の地獄、自分の才能への疑いという地獄——それでも、誰かのために描きたいと思ってしまう瞬間がある。その一瞬のために、漫画家たちは戦い続けるんです。
巻一覧(発売順)全6巻
よくある質問
『ファタールゲーム プチキス』は全何巻?
現在6巻まで刊行中です。
『ファタールゲーム プチキス』の最新刊は?
最新刊は第8巻(2月25日(水)発売)です。
『ファタールゲーム プチキス』の作者は誰?
ばったん先生の作品です。
『ファタールゲーム プチキス』の出版社は?
講談社から出版されています。