『薬師寺涼子の怪奇事件簿』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
警視庁に勤める薬師寺涼子警視は、美貌と才能を兼ね備えた傲慢な女性。彼女が部下の泉田警部補を「下僕」扱いしながら挑むのは、通常の警察業務ではなく、超常現象が絡む奇怪な事件ばかりだ。メヴァト王国の王子を襲う半魚姫の正体、軽井沢の大富豪邸で起きる連続災難、そしてシベリアに潜む猟奇殺人犯の謎。事件の背後には、人間離れした身体能力や旧ソ連の秘密施設といった常識の埒外が待ち受けている……。
田中芳樹といえば『銀河英雄伝説』を筆頭に、壮大な世界観と知的な会話劇で読者を魅了してきた作家だ。本作は彼の小説を垣野内成美が漫画化したもので、講談社の「Magazine Z」に2004年から2009年まで連載された。原作小説の持ち味である軽妙な掛け合いと、傲慢な女主人公という田中作品らしいキャラクター造形が、漫画という形式で視覚化されています。超常現象を扱うミステリーでありながら、薬師寺と泉田の主従関係(?)が生み出すコメディ要素が絶妙なバランスを保つ。アニメ化もされた本作は、田中芳樹ワールドの入口としても機能する一作といえるでしょう。
お涼サマと呼ばれる傲慢な女王陛下に振り回される泉田警部補の受難は、既刊11巻を通じて続きます。超常現象捜査の裏にある学術的アプローチと、痛快なキャラクター劇を同時に味わえる稀有なシリーズです。
まだ読んでいないあなたへ
『銀河英雄伝説』の田中芳樹が警察小説を書いたら、こうなるんです。
警視庁警視という階級を持ちながら、権力も金も美貌も全部持ってる女性が主人公なんですよ。薬師寺涼子。この人、自分のこと「女王陛下」って呼ばせるくらい傲慢で、部下の泉田警部補を「下僕」扱い。でもその圧倒的な自信は、ちゃんと実力に裏打ちされてるんです。扱う事件が、普通の刑事ドラマじゃありえない領域なんですから。
遊園地を貸し切った外国王族が半魚姫の扮装をした何者かに襲われる。シベリアの旧ソ連秘密施設跡で起きる猟奇事件。軽井沢の名門ホテルが炎上する背後にある大富豪一族の闇。どれも警察手帳だけじゃ解決できない、超常現象が絡む案件ばかりなんです。
この作品のすごいところは、主人公が圧倒的に強者側にいることです。泉田警部補が災難に遭おうが軟禁されようが、薬師寺涼子は動じない。むしろ引きずり回す。でもこの二人の関係性が、読んでいくうちに妙に心地いいんですよ。主従関係なんだけど、どこか信頼で結ばれてる。
田中芳樹が描く知的バトルと、容赦ない権力の使い方。伝説や歴史を絡めた学術的捜査。そして何より、ここまで堂々と傲慢な女性主人公を貫き通す潔さ。既刊11巻、一度この女王陛下に仕えてみてください。
巻一覧(発売順)全3巻
よくある質問
『薬師寺涼子の怪奇事件簿』は全何巻?
全3巻で完結済みです。
『薬師寺涼子の怪奇事件簿』の最新刊は?
最新刊は霧の訪問者(上)(3月13日(金)発売)です。
『薬師寺涼子の怪奇事件簿』の作者は誰?
田中芳樹先生の作品です。
『薬師寺涼子の怪奇事件簿』の出版社は?
講談社から出版されています。