ジャングルの王者 ターちゃん』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

アフリカのジャングルで野生児として育った日本人青年・ターちゃんは、類稀なる身体能力と動物たちとの強固な絆を武器に、密猟者や侵略者からジャングルの平和を守っている。彼の妻ヂェーンは元モデルの美女でありながら、ターちゃんに劣らぬ戦闘力と肝の据わった性格の持ち主。二人を中心に、ジャングルに持ち込まれる数々の事件が、笑いと迫力を交えて描かれる。

徳弘正也といえば、『狂四郎2030』や『殺し屋1』で知られる作家だが、本作はその出世作にあたる。週刊少年ジャンプに連載された作品でありながら、下ネタとバイオレンスを絶妙なバランスで配合し、少年誌の枠をギリギリで攻める芸風が確立されたのがこの作品だ。ターザンという古典的題材を、徹底的にパロディ化しながらも、アクションシーンの画力と構図の切れ味は本物である。ヂェーンの美貌と凶暴性を両立させたキャラクター造形は、後の徳弘作品に連なる「強い女性像」の原点といえる。ギャグとシリアスの緩急が激しく、読者を油断させない展開力も際立っている。

全3巻という短さながら、徳弘正也の個性が凝縮された一作です。少年誌のお約束を逆手に取った笑いと、容赦ないアクションを味わいたい方は、ぜひ手に取ってみてください。

まだ読んでいないあなたへ

ジャングルで生まれ育った男が、文明社会に放り込まれたらどうなるか。

想像してみてください。野生のゴリラに育てられ、ジャングルで最強の存在として君臨してきた男が、ある日突然、日本の街中に連れてこられるんです。言葉も常識も通じない。でも彼には、生き抜くための本能と圧倒的な身体能力がある。この設定だけで既に面白いのに、作者の徳弘正也は、そこに容赦ないギャグと人間ドラマを叩き込んでくるんですよ。

主人公ターちゃんは、見た目こそ野性味あふれるマッチョですが、心は驚くほど純粋なんです。文明社会の矛盾や醜さに直面しても、彼は自分の信念を曲げない。その姿が、笑いの中に妙な説得力を生むんです。「これが本当の強さじゃないか」って思わせる瞬間が何度も訪れます。

そして何より、この漫画のテンポが最高なんです。ギャグで笑わせたかと思えば、次のページで胸を打つ人間関係が描かれる。ターちゃんと彼を取り巻く人々との交流が、たった3巻の中に濃密に詰まっている。読み終わる頃には、この野生児が愛おしくてたまらなくなってるはずです。

文明人である私たちが忘れてしまった「大切なもの」を、ターちゃんは全身で教えてくれます。笑って、じんときて、読後には少しだけ世界の見え方が変わる。そんな体験をしたいなら、今すぐ手に取ってください。

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