『人造人間キカイダー』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
天才科学者ギルによって作られた人造人間キカイダーは、不完全な良心回路を搭載したがゆえに、正義と悪の狭間で苦悩する。彼はギル博士の息子ミツオと娘マサルを守りながら、悪の組織ダークと戦い続けるが、その戦いの中で「人間とは何か」という問いに直面し続ける。完全ではない良心が、彼を真の正義へと導くのか……。
石ノ森章太郎が『サイボーグ009』で描いた「改造人間の苦悩」というテーマを、より先鋭化させたのが本作です。週刊少年サンデーでの連載は1972年から73年にかけてのわずか1年半でしたが、その影響力は計り知れません。不完全な良心回路という設定は、当時の少年漫画では異例の哲学的深みをもたらしました。善悪が明確に分かれた勧善懲悪のヒーロー像ではなく、内面で葛藤するヒーローを描いたことで、本作は第1回日本SF大賞を受賞。石ノ森が後に生み出す『仮面ライダー』にも通じる「戦うことの意味」への問いかけが、ここには既に存在しています。
特撮版の知名度に隠れがちですが、原作漫画の持つ思想性こそが、この作品を単なるヒーローものから「SF文学」へと押し上げたのです。既刊6巻、半世紀を経てもなお色褪せない傑作をぜひ。
まだ読んでいないあなたへ
正義のために戦うロボットが、敵を前に立ち尽くす。
人造人間キカイダーは、悪と戦うために作られた存在です。でも彼には、他のヒーローにはない致命的な「欠陥」がある。心なんです。不完全な良心回路が組み込まれたせいで、戦いの最中にも迷い、苦しみ、正義とは何かを問い続けてしまう。完璧な兵器になれない半端者。でもその半端さこそが、彼を誰よりも人間らしくしているんです。
石ノ森章太郎が『仮面ライダー』や『サイボーグ009』で描き続けたテーマが、ここで最も鋭利な形を取ります。正義と悪の境界線、人間とは何か、戦うことの意味。子ども向けのヒーロー漫画という枠を大きく超えて、哲学的な問いを容赦なく突きつけてくる。しかもそれを、激しいアクションと笑いと家族の物語の中に自然に織り込んでいくんです。
週刊少年サンデーで1972年から連載され、アニメ化も実写映画化もされ、海外では今もカルト的な人気を誇る作品。日本SF大賞の第1回受賞作でもあります。既刊6巻という手に取りやすい長さの中に、石ノ森章太郎という天才が注ぎ込んだ全てが詰まっているんです。
完璧じゃないヒーローの物語を、今こそ読んでください。
巻一覧(発売順)全6巻
よくある質問
『人造人間キカイダー』は全何巻?
全6巻で完結済みです。
『人造人間キカイダー』の作者は誰?
石ノ森章太郎先生の作品です。
『人造人間キカイダー』の出版社は?
秋田書店(サンデーコミックス)から出版されています。





