LIMBO THE KING』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

パンデミックと戦争が世界を覆い尽くした近未来。記憶を失った人々が目覚める隔離施設で、主人公は自分が誰なのか、なぜここにいるのかを探り始める。断片的に蘇る記憶と、施設に渦巻く不穏な空気。家族の面影が脳裏をよぎるたび、真実への渇望は深まっていく……。

田中愛は「作品A」「作品B」で人間の内面を掘り下げる手腕を見せてきた作家だが、本作ではそこにSF的な舞台装置を組み合わせることで、さらに射程を広げた。記憶とアイデンティティという普遍的なテーマを、パンデミックと戦争という現代的な災厄に重ね合わせる構成は、ミステリーとしての牽引力を保ちながら、人間存在の根源を問いかける。イタン連載作品らしい、女性読者の感性に寄り添った繊細な心理描写と、緻密に張り巡らされた伏線が見事に融合している。第12回マンガ大賞受賞も納得の完成度です。

既刊6巻。記憶を失った世界で、あなたは自分を取り戻せるか。この問いに向き合う覚悟があるなら、ページを開いてください。

まだ読んでいないあなたへ

マンガ大賞受賞。

この一言で手に取る人もいれば、スルーする人もいるでしょう。でも、6巻で完結したこの作品、読み終えたとき、あなたの中で「記憶」という言葉の意味が変わるんです。

戦争とパンデミック。普通なら重すぎて避けたくなるテーマですよね。でも田中愛が描くのは、壮大な歴史ドラマではなく、極限状況の中で「家族」の輪郭が浮かび上がる瞬間なんです。何を覚えていて、何を忘れたのか。誰かを守るために記憶を手放すとしたら、あなたは何を選びますか。この問いが、ページをめくるたびに迫ってくる。

ミステリーとSFの要素が絡み合いながら、物語の核にあるのは人間の感情です。謎が解けたとき、あなたが感じるのは「なるほど」じゃない。胸が締め付けられるような痛みと、それでも前を向こうとする人間の強さなんですよ。

6巻という長さも絶妙で、無駄が一切ない。緻密に張られた伏線が、最後の最後まで回収されていく快感。一気読みしたくなるけれど、読み終わるのが惜しくなる、そんな作品です。

「イタン」という掲載誌の名を知らなくても大丈夫。この作品を読めば、なぜマンガ大賞に選ばれたのか、体感できますから。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『LIMBO THE KING』は全何巻?

全6巻で完結済みです。