1/11(じゅういちぶんのいち)』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

サッカー部に所属する11人の高校生、それぞれの視点から同じ3年間を描く群像劇。一人ひとりが主役であり、同時に誰かの物語の脇役でもある。ある者は挫折し、ある者は栄光を掴み、ある者は別の道を選ぶ。同じ時間、同じ場所が、語り手によって全く違う意味を持つ。11分の1ずつの断片が積み重なり、やがて一つのチームの姿が浮かび上がってくる……。

Jump SQ.19という少年誌において、極めて実験的な構造に挑んだ作品です。視点人物が章ごとに切り替わり、時間軸も前後する。一見バラバラに見えるエピソードが、読み進めるうちに複雑に絡み合っていることに気づかされる。第37回講談社漫画賞少年部門を受賞したのも頷ける。スポーツ漫画でありながら、試合のクライマックスが誰かにとっては始まりに過ぎず、別の誰かにとっては終わりでもある。この多層的な語り口が、青春の多面性そのものを体現している。中村貴之はサッカーという題材を借りて、成長の不均一さ、人生の非対称性を描き出した。

全9巻で完結したこの作品は、少年漫画の枠を大きくはみ出しています。読み終えたとき、あなたはきっと最初のページに戻りたくなるはずです。

まだ読んでいないあなたへ

講談社漫画賞受賞。

それでも知らない人が多すぎる。

11人でやるスポーツを、11人それぞれの視点で描いたサッカー漫画なんです。主人公が一人じゃない。ゴールキーパーにも、ベンチを温める控え選手にも、それぞれの物語がある。試合中のあの一瞬、誰が何を考えていたのか。時間軸を行ったり来たりしながら、同じ場面が全く違う意味を帯びてくる。

普通のスポーツ漫画なら流して描かれる控え選手の心情が、ここでは丸ごと一話分使って語られるんです。ピッチに立てない悔しさ。仲間の成長を喜びながら、自分だけが取り残される焦燥。チームメイトへの複雑な感情。そういう「勝利の影」が、容赦なく描かれる。

時系列がバラバラに進むから、最初は戸惑うかもしれません。でもこの構成にしかできない感動があるんです。ある選手の行動の理由が、数話後の過去編で明かされる。そのとき、あなたは前の話をもう一度読み返したくなる。読むたびに新しい発見がある漫画って、そうそうないですよ。

既刊9巻。サッカーに詳しくなくても大丈夫です。これは「11人の青春」を描いた物語なんですから。一人ひとりの人生が交差して、一つのチームになっていく過程を、あなたも見届けてください。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『1/11(じゅういちぶんのいち)』は全何巻?

全9巻で完結済みです。