黒鷺死体宅配便』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

仏教系大学の学生たちが、それぞれ異能を持ち寄って奇妙な便利屋を始める。チャネリングで死者と対話する者、死体を発見するダウザー、死体を運ぶ怪力、遺体にエンバーミングを施す技術者、不法入国者のハッカー。彼らが請け負うのは、行き場を失った遺体を"正しい場所"へ届ける仕事だ。死者の最期の願いは、時に笑えるほど俗物的で、時に救いようもなく悲しい……。

原作・大塚英志、作画・山崎貴史による本作は、2001年から「少年エース」で連載が続く異色の長寿シリーズです。「死体」という重いモチーフを扱いながら、大学生たちの生活感あるやり取りがコメディの緩衝材となり、読後感は意外なほど軽い。しかし軽薄ではない。一話ごとに提示される死の形は、現代社会の闇——孤独死、経済格差、犯罪の痕跡——を容赦なく映し出します。山崎の作画は、遺体の質感を妙にリアルに描きながらも、キャラクターの表情には柔らかさを残し、この絶妙なバランスが作品世界を成立させている。第7回手塚治虫文化賞短編賞受賞、2008年にはアニメ化・実写映画化もされ、海外でも翻訳出版される評価を得ました。

既刊31巻。死者の声を聞く彼らの仕事は、まだ終わらない。あなたも一度、この"宅配便"に同行してみてください。

まだ読んでいないあなたへ

既刊31巻、2001年から連載中。

死者が自分の遺体をどこに運んでほしいか教えてくれたら、あなたはその願いを叶えますか? 仏教系大学の変わり者5人組が始めたのは、そんな奇妙すぎる運送業なんです。チャネラー、ダウザー、死体防腐処理技術者——それぞれ特殊な能力を持つ彼らが、行き場を失った遺体と向き合いながら、死者の最後の望みを叶えていく。でもこれ、美談じゃないんですよ。遺体が語る真実は時に残酷で、遺された者の闇を暴き出し、彼ら自身も巻き込まれていく。

手塚治虫文化賞短編賞を受賞した本作の凄みは、死体という究極のタブーを前に、人間のリアルが剥き出しになる瞬間を捉えているところ。ホラーでありながら妙にコメディで、ミステリーなのに深くドラマチック。この絶妙な混ざり具合が、20年以上読者を離さない理由なんです。

大塚英志の研ぎ澄まされたストーリーと山崎貴史の緻密な作画が、死と生の境界線で起きる人間ドラマを容赦なく描き出す。海外でも翻訳され、普遍的なテーマとして受け入れられているのは、死者の尊厳という誰もが無関心ではいられない問いを、エンターテインメントに昇華しているからなんですよ。

成仏できない死者たちの依頼を、あなたも一緒に引き受けてみませんか。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『黒鷺死体宅配便』は全何巻?

現在31巻まで刊行中です。