『高杉さん家のおべんとう』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
高杉家の日常は、母の不在から始まる。父と高校生の兄、小学生の弟。三人の男だけの生活を支えるのは、毎朝作られる弁当だった。誰が作るのか。なぜ作るのか。そのシンプルな営みが、やがて家族のかたちを静かに照らしていく……。
ヤナハラノゾミは、Comic Flapperという青年誌の土壌で、派手な展開を排して「弁当」という題材だけで家族を描き切った。第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞したのも、この抑制された筆致が評価されたからでしょう。何気ない会話、何でもない食卓。その積み重ねで人間関係の機微を浮かび上がらせる手法は、青年漫画における日常系の一つの到達点です。感動の押し売りもなく、説教もない。ただ淡々と続く日々のなかに、家族という関係性の複雑さと温かさが滲み出る。
全10巻、2016年には映画化もされた本作は、読後にじんわりと余韻を残します。派手さはないけれど、確かな手応えがある。そういう作品を求めているなら、ぜひ手に取ってみてください。
まだ読んでいないあなたへ
お弁当って、作る側になって初めて気づくんです。
ただの昼ごはんじゃない。これ、毎日誰かのために作るってどれだけ大変で、どれだけ愛情がこもっているか。
高校生の春太が、亡くなった母に代わって家族のために毎朝お弁当を作るようになる。料理なんてしたことない男子高校生が、妹と父のために台所に立つ。最初は焦がしたり、味付け失敗したり、そんな不器用な日常から始まるんです。でもね、このお弁当を通して家族が少しずつ変わっていくんですよ。
文化庁メディア芸術祭新人賞を受賞した作品なんですが、賞がどうこうじゃなくて、とにかく心に染みる。派手な展開も劇的なセリフもない。ただ朝起きて、ご飯を炊いて、卵焼きを焼いて、誰かのために箱に詰める。その繰り返しの中に、言葉にならない想いが全部入ってるんです。
読んでると不思議なことに、自分の家のことを考えてしまう。誰かが作ってくれた温かいごはん。一緒に食卓を囲んだ時間。当たり前だと思ってたことが、実はどれだけ尊いものだったか。
既刊10巻。映画化もされた本作を、ぜひ手に取ってほしいんです。きっとあなたも、誰かのためにお弁当を作りたくなります。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『高杉さん家のおべんとう』は全何巻?
全10巻で完結済みです。