高台家の人々』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

人の心が読めたら、恋愛はもっと簡単になるのだろうか。平凡なOLが恋に落ちた相手は、代々他人の心の声が聞こえるという超能力を持つ一族の御曹司だった。彼女の本音は筒抜け。嘘もごまかしも通用しない。そんな相手との恋は、果たして成立するのか……。

森本梢子は『恋愛カタログ』で女性の恋愛心理を鋭く描いてきた作家だが、本作では超能力という設定を軸に、もう一段深く人間関係の機微に踏み込んでいる。他人の心が読めるという能力は、一見便利そうだが、実際には相手の迷いや弱さまで全て受け止めなければならない重荷でもある。心の声が聞こえる側と聞かれる側、双方の葛藤を通じて、本音と建前の間で揺れる人間の複雑さが浮き彫りになります。コメディタッチながら、家族や自己成長といったテーマも丁寧に織り込まれており、第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞したのも納得の完成度だ。

既刊6巻。台湾や韓国、フランスでも翻訳され、2016年には映画化もされた本作。心の声が聞こえる世界で、それでも人を好きになるとはどういうことか。その答えを、ぜひあなた自身の目で確かめてください。

まだ読んでいないあなたへ

文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞作です。

恋した相手の家族全員が「人の心を読める」一族だったら、どうしますか。高台家の人々は、そんな状況に放り込まれたヒロインの恋と成長を描いた作品なんです。心の声が筒抜けって、考えただけで冷や汗ものですよね。嘘もごまかしも通用しない。本音と建前の使い分けが完全に無意味になる。そんな極限状態で始まる恋愛が、なぜこんなにも温かく、切なく、そして笑えるのか。

森本梢子さんが描くのは、心が読めてしまうからこそ見えてくる人間の本質なんです。隠そうとしていた想い、言葉にできなかった優しさ、誰にも見せたくなかった弱さ。それらが全部晒される怖さと同時に、本当の自分を受け入れてもらえる安心感。この二つの感情が綱引きするように揺れ動く主人公の心情が、読んでいて胸に刺さるんですよ。

超能力という設定を使いながら、描かれているのは誰もが経験する普遍的な葛藤なんです。好きな人の前でどんな自分でいるべきか、ありのままで愛されることの難しさと尊さ、家族という逃れられない関係性の中で自分を保つこと。ファンタジーの皮を被った、驚くほどリアルな人間ドラマがここにあります。

2016年の映画化、台湾・韓国・フランスでの翻訳出版と、国境を越えて支持されているのは、この作品が描く感情が万国共通だからなんです。既刊6巻という読みやすさも魅力。心が透けて見える世界で繰り広げられる、不器用で愛おしい人間模様を、ぜひ体験してください。

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よくある質問

『高台家の人々』は全何巻?

全6巻で完結済みです。