『駅弁ひとり旅』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
駅を降り、弁当を買い、列車に揺られる。ただそれだけの旅を描いた作品である。主人公は中年の会社員・大介。仕事で訪れる地方都市で、必ず駅弁を買う。車窓を眺めながら蓋を開け、黙々と箸を進める。駅弁を食べる。それ以上でも以下でもない、極めて地味な旅の記録だ。
原作SAKURAI Kan、作画HAYASE Junによる本作は、2008年から『漫画アクション』で連載され、2011年の文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した。鉄道と食を題材にした作品は数あれど、ここまで"ひとり"に焦点を絞った作品は珍しい。旅先での出会いも、劇的な事件もない。あるのは駅弁の中身を丁寧に描写する画面と、主人公の静かな独白だけ。HAYASE Junの緻密な作画は、弁当の米粒一つ一つ、おかずの照り、包装紙の質感まで克明に描き出す。読者が味わうのは駅弁ではなく、ひとりで食べる時間そのものだ。2011年にはA-1 Picturesによるアニメ化、2012年には映画化もされ、続編では台湾と沖縄にまで足を伸ばしている。
ひとり旅の醍醐味は、誰にも邪魔されない自分だけの時間にあります。既刊15巻、静かな旅路が続いています。
まだ読んでいないあなたへ
駅弁を食べるためだけに、電車に乗る。
そんな生き方があるって、知ってましたか?主人公の男は営業マンでも旅行作家でもない。ただ駅弁が好きで、ただ列車の窓から流れる景色が好きで、週末になると全国の駅を巡り歩いているんです。崎陽軒のシウマイ弁当を横浜で買って、車内で蓋を開けるときの期待感。峠の釜めしを冷めた状態で食べるか、温めてから食べるかの葛藤。そういう、誰かに話すほどでもないけれど確かに存在する「旅の喜び」を、この漫画は丁寧に、愛おしく描き出すんです。
驚くのは、駅弁ひとつひとつに歴史と物語があること。なぜこの土地でこの食材が使われているのか。なぜこの包装紙なのか。作り手の顔が見え、土地の風土が感じられる。主人公が黙々と箸を進める姿を見ているだけで、読んでいるこちらまで旅に出たくなるんです。
文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、アニメ化・映画化もされた作品。既刊15巻。派手な展開も大げさなドラマもない。ただ、列車に揺られて駅弁を食べるだけ。でもそれが、なぜこんなにも心に沁みるのか。読めば必ずわかります。
次の休日、どこか遠くへ行きたくなったら、この漫画を開いてみてください。きっと翌日には、駅の売店で立ち止まっている自分がいるはずです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『駅弁ひとり旅』は全何巻?
全15巻で完結済みです。