『青野くんに触りたいから死にたい』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
高校生の優里は、恋人の青野くんを事故で失った。だが彼は幽霊となって優里の前に現れる。触れられない、冷たい、けれど確かにそこにいる青野くん。優里は彼と再び日常を重ねようとするが、死者と生者の関係は、やがて歪んだ形で二人を蝕んでいく……。
椎名うみは2014年のアフタヌーン四季賞受賞でデビューし、本作が初の長期連載となった。月刊アフタヌーン誌上で2016年から2025年まで連載され、手塚治虫文化賞と講談社漫画賞を立て続けに受賞している。この作品が評価されたのは、「死んだ恋人との再会」という設定を、切なさや感動ではなく、じわじわと精神を侵食する恐怖として描き切ったからだ。幽霊となった青野くんは優しいが、その優しさこそが優里を正常な生活から遠ざけていく。生者と死者は共存できない——その事実を、ホラーの手法で容赦なく突きつけてくる。恋愛とホラーを両立させた作品は数あれど、ここまで愛情と狂気の境界を曖昧にした作品は稀です。
既刊14巻。アニメ化・実写映画化を経て、海外でも配信されています。一度触れたら、簡単には忘れられない読後感が待っています。
まだ読んでいないあなたへ
既刊14巻、手塚治虫文化賞と講談社漫画賞のダブル受賞。
高校生の優里が恋人の青野くんを突然の事故で失ったとき、この漫画は始まるんです。でも彼女の前に、青野くんが幽霊として現れる。触れることはできない。それでも会えるなら、声が聞けるなら、そばにいられるなら——優里は青野くんとの関係を続けようとします。
ただの切ない恋愛譚だと思ったら、大間違いなんですよ。この作品、生者と死者の境界が揺らぐたびに、じわじわと不穏な空気が這い寄ってくる。優里の選択は、愛なのか執着なのか。青野くんの正体は、本当に彼なのか。読み進めるほど、答えが遠ざかっていくんです。
椎名うみが描くのは、喪失と向き合う人間の生々しさです。優里の感情は綺麗事じゃない。醜くて、痛々しくて、でも嘘がない。だからこそ心に刺さる。ホラー要素が効いているのに、根底にあるのは純粋な愛情で、その二つが絡み合って離れない構造が恐ろしくて美しいんです。
2016年から続くこの物語、既に2022年にはアニメ化も実写映画化もされました。でも原作でしか味わえない静かな狂気と繊細な心理描写があるんですよ。
愛する人を失ったとき、人はどこまで行けるのか。その問いに、この漫画は容赦なく踏み込んでいきます。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『青野くんに触りたいから死にたい』は全何巻?
全14巻で完結済みです。