『青の島とねこ一匹』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
東京での生活に疲れた青年が、祖父の遺した離島の家に移り住む。島には猫が一匹。都会の喧騒から逃れてきた主人公は、島民との交流を通じて、ゆっくりと自分のペースを取り戻していく。特別な事件が起きるわけでもない。ただ、波の音と猫の寝息だけが聞こえる日々が、そこにある……。
小林俊彦といえば『Pastel』で青年誌の読者に広く知られた作家だが、本作はその作風をさらに深化させた作品だ。ヤングチャンピオン烈での連載は2018年から続き、既刊12巻を数える。コメディとスライス・オブ・ライフの要素を組み合わせながら、田舎暮らしの機微を丁寧に描いている。派手な展開や過剰な演出を排し、島の暮らしそのものを静かに見つめる視線が心地よい。人間関係の描写も押しつけがましくなく、島民たちのやりとりには適度な距離感がある。主人公の成長も、劇的な変化ではなく、日常の積み重ねの中でじわりと浮かび上がってくる。
都会の時間に疲れたあなたに、この島の空気を吸わせてあげたい。猫と一緒に、ゆっくりページをめくってください。
まだ読んでいないあなたへ
既刊12巻。
田舎とねこ、それだけで何が起きるんだって思うでしょう?
瀬戸内の小さな島に流れ着いた一人の男と、一匹のねこ。それだけなんです。派手な事件も、恋のもつれも、大きな夢を追う展開もない。あるのは、潮風と、島の人たちとの何気ない会話と、ねこのマイペースな日常だけ。なのに、読んでいると胸の奥がじわじわ温かくなってくるんです。
「Pastel」で知られる小林俊彦が、ヤングチャンピオン烈で2018年から描き続けているこの作品、ページをめくるたび肩の力が抜けていくんですよ。島の人たちは最初よそ者に冷たいわけでもなく、かといって過度に親切でもない。ただ、そこにいる。主人公もねこも、無理に変わろうとしない。変わっていくのは、読んでいるこっちの心なんです。
都会の喧騒に疲れた人にも、人間関係に悩んでる人にも、ただ静かに読める漫画を探してる人にも刺さります。コメディと分類されてますが、笑わせようとする力みがないから余計に笑えるし、泣かせようとしてないのに目頭が熱くなる場面がある。
12巻積み重ねた日常の厚みが、あなたの呼吸をゆっくりさせてくれます。急がなくていい。このねこと一緒に、島で暮らしてみてください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『青の島とねこ一匹』は全何巻?
現在12巻まで刊行中です。