青のフラッグ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

高校三年生の三田桐は、幼なじみの空勢二葉と同じクラスになる。華やかで人気者の二葉に対し、自分は平凡だという劣等感を抱えながらも、桐は二葉への想いを胸に秘めている。しかし二葉が好意を寄せるのは同級生の女子で、桐もまた別の誰かから想われていて——。高校最後の一年、それぞれが抱える「言えない気持ち」が複雑に絡み合い、関係は少しずつ揺れ動いていく……。

KAITOのデビュー作である本作は、少年誌という枠を超えた踏み込みで第23回手塚治虫文化賞新人賞を受賞した。ジャンプ+での連載ながら、従来の少年漫画が描きがちな「わかりやすい恋愛」を意図的に避け、同性への想いや自己認識の揺らぎを正面から扱っている点が特筆に値する。三角関係と呼ぶには単純すぎる、誰もが誰かの「好き」に応えられない構図。登場人物たちは皆、相手の幸せを願いながらも自分の感情に誠実であろうとし、その葛藤が痛々しいほどリアルだ。結末まで誰一人として記号的なキャラクターに堕さず、それぞれの視点で物語が何度も書き換えられていく構成は見事です。

既刊8巻で完結し、2022年には実写映画化もされた本作。誰かを好きになることの不器用さと尊さを、これほど誠実に描いた少年漫画は稀有です。

まだ読んでいないあなたへ

手塚治虫文化賞を受賞した、たった8巻の物語なんです。

高校生の恋愛を描いた作品は山ほどあります。でも、この漫画が違うのは「言えない気持ち」の重さを、ここまで真正面から描き切っているところなんですよ。幼なじみへの感情、クラスメイトへの憧れ、そして自分でも整理できない想い。登場人物たちが抱える劣等感や焦りが、読んでいるこちらの胸まで締めつけてくるんです。

誰かを好きになる気持ちに、正しい形なんてない。でも高校という狭い世界では、それが苦しいほど重くのしかかる。相手の幸せを願いながら、自分の心は引き裂かれそうになる。そういう痛みを、この作品は一切誤魔化さずに描いているんです。

少年誌で連載されながら、読者の性別も年齢も選ばない普遍性を持っているのが凄いところで。実際、2022年に映画化されるほどの支持を集めました。恋愛漫画が苦手な人でも、この作品だけは別なんです。人間の感情を、ここまで丁寧に掬い取った物語は滅多にありません。

8巻で完結している今こそ、一気に読んでほしい。最後のページを閉じたとき、あなたの中の何かが確実に変わっていますから。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『青のフラッグ』は全何巻?

全8巻で完結済みです。