青い花』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

鎌倉の女子校に通う万城目ふみと奥平あきら。幼なじみでありながら長く離ればなれだった二人が、高校入学を機に再会を果たす。おっとりとした外見の裏に揺れ動く心を抱えたふみと、快活で真っ直ぐなあきら。少女たちの日常は、初恋という名の戸惑いを孕んで静かに波立ち始める。

志村貴子が2004年から「Manga Erotics F」に連載した本作は、後の代表作『放浪息子』と並び、作家の真骨頂を示す一作だ。第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞の受賞が証明するように、少女同士の恋愛という題材を、センチメンタルにも扇情的にもせず、ひたすら丁寧に掬い上げた手腕が光る。何気ない仕草、ふとした視線の交錯、言葉にならない感情の機微——繊細な線と抑制された描写によって、登場人物たちの内面が確かな輪郭を持って立ち上がります。百合というジャンルを一段高い場所へ押し上げた作品として、海外でも評価が高く、VIZ Mediaから英語版が刊行されているほどです。

既刊8巻。2009年にはJ.C.STAFFによるアニメ化、2019年には実写映画化を果たした本作を、まだ手にしていないなら、今こそ開くべき時です。

まだ読んでいないあなたへ

全8巻で、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞している作品なんです。

高校入学を機に10年ぶりに再会した幼馴染の二人。片方は背が高くて目立たない控えめな性格、もう片方は小柄で社交的。この対照的な二人の関係が、ゆっくりと、でも確実に変化していくんです。友情なのか、それとも違う感情なのか。本人たちにもはっきりとはわからない。そういう曖昧で不安定な時期を、志村貴子は驚くほど繊細に描き出します。

読んでいて息が詰まるような瞬間があるんですよ。誰かを好きになる感情って、こんなにも言葉にならなくて、こんなにも不器用で、こんなにも痛いものだったって思い出させてくれる。登場人物たちは誰も完璧じゃない。傷つけ合うし、すれ違うし、自分の気持ちにさえ嘘をつく。でもだからこそ、彼女たちの一つ一つの選択が胸に刺さるんです。

学園生活の日常が丁寧に積み重ねられていく中で、誰にも言えない想いを抱えた少女たちの表情が変わっていく。その変化を見逃さないでください。

2009年にアニメ化、2019年には実写映画化もされた本作。海外でも翻訳され、静かに、でも確実に読者の心を掴んできました。恋愛を描いた作品は無数にあるけれど、ここまで誠実に、ここまで優しく「好き」という感情の輪郭を描いた漫画は稀有なんです。

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よくある質問

『青い花』は全何巻?

全8巻で完結済みです。