零れるよるに』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

児童養護施設で働く保育士・二ノ宮凛は、過去の傷を抱えながらも、施設の子どもたちと向き合う日々を送っている。ある日、施設を訪れた青年との出会いが、彼女の閉ざされた心に静かな波紋を広げていく。大人になっても消えない痛み、人を信じることの難しさ、それでも誰かと繋がろうとする葛藤。日常のなかで零れ落ちる感情が、丁寧に掬い取られていく……。

著者のARUGA Rieは、『Perfect World』で障害を持つ主人公の恋愛を誠実に描き、講談社漫画賞を受賞した実力派だ。本作でも、その手腕は健在である。児童養護施設という舞台設定は、単なる背景ではなく、登場人物たちの過去と現在を結ぶ重要な軸となっている。恋愛を描きながらも、簡単に「好き」だけでは片付かない人間の複雑さ、傷ついた者同士が寄り添うことの意味が、繊細な筆致で浮かび上がります。第44回講談社漫画賞少女部門受賞、2022年には映画化もされ、海外でも高い評価を得ている。

既刊4巻。まだ物語は続いていますが、この静かな熱量に触れるなら今です。

まだ読んでいないあなたへ

『Perfect World』のARUGA Rieが、また一つ、誰も描いたことのない世界を切り拓いたんです。

舞台は児童養護施設。そこで暮らす人たちの日常を、こんなにも静かに、こんなにも深く見つめた作品は他にありません。親と暮らせない子どもたち、そして彼らを支える職員たち。誰もが何かを抱えて、それでも毎日を生きている。その「普通の日々」が、どれほど尊いか。ARUGAの筆は、見過ごされがちな瞬間に光を当てて、そっと読者の胸に差し込んでくるんです。

この作品、第44回講談社漫画賞を受賞して、2022年には映画化もされました。韓国、中国、台湾でも翻訳されて、国境を越えて読まれています。なぜこんなにも多くの人の心を掴んだのか。それは、施設で育った人だけの物語じゃないからなんですよ。誰かと支え合うこと、誰かを想うこと、傷を抱えながら前を向くこと。そういう普遍的な人間の営みが、ここには詰まっているんです。

ロマンスもあります。けれど、安易な恋愛ドラマじゃない。人を好きになるって、その人の人生ごと受け止めることだと、この作品は教えてくれます。

既刊4巻、連載中。まだ始まったばかりのこの物語を、今から追いかけてほしいんです。静かに、でも確実に、あなたの心に何かが残ります。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『零れるよるに』は全何巻?

現在4巻まで刊行中です。