『限界集落(ギリギリ)温泉』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
日本のどこかにある温泉旅館。経営難に喘ぎ、若い客など滅多に来ない。過疎化が進むこの土地で、旅館を継ぐことになった主人公は、地元の仲間たちと奮闘する。客を呼び込むための珍妙なアイデアと、噛み合わないやり取り。しかし、この旅館には帰るべき場所を求める人々が集まってくる……。
SUZUKI Misoは『田舎の星』などで一貫して地域社会の現実を描き続けてきた作家だが、本作は過疎という重いテーマをコメディとして成立させた。Comic Beamらしい、不条理と日常が混ざり合った空気感。地域活性化を題材にしながら、安易な成功物語に流れない点が秀逸だ。奇抜な企画は次々と失敗し、それでも旅館は少しずつ変わっていく。文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞し、アニメ化・実写映画化と異例の展開を見せたことが、この作品の射程の広さを証明しています。台湾と韓国でベストセラーになったのも、過疎という普遍的な問題を扱いながら、どこか愛おしいキャラクターたちが立ち上がっているからでしょう。
既刊4巻。地方の現実を笑いに変える力を、ぜひ体験してください。
まだ読んでいないあなたへ
文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。
アニメ化に映画化。この作品、なぜここまで評価されたのか。
温泉はある。でも人がいない。それが限界集落なんです。消滅寸前の集落を舞台にした青年コメディと聞いて、重いテーマだと身構えた人は多いでしょう。けれど蓋を開けてみれば、これが笑えて、温かくて、気づけば「過疎化」という言葉の向こうにいる人間たちが、くっきり見えてくるんです。
SUZUKI Misoが描くのは、統計の数字じゃない。そこで暮らす人たちの日常なんですよ。限界集落で生き抜く人々の知恵とユーモア、時に噴き出す可笑しさと、そっと支え合う優しさ。この絶妙なバランスは、社会問題に真正面から向き合いながら、説教臭さを一切感じさせない稀有な筆致でしか生まれません。
台湾と韓国でベストセラーになったのも納得です。過疎化は日本だけの問題じゃない。けれど国境を越えて共感を呼んだのは、普遍的な「人と人」の物語として成立しているからでしょう。Comic Beamという青年誌の誌面で、地域活性化と家族愛と友情を、これほど軽やかに描ききった手腕に唸るしかありません。
既刊4巻。短いようで、この巻数に凝縮された密度は相当なものです。読み終えたとき、あなたの中の「地方」のイメージは、確実に書き換わっているはずですから。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『限界集落(ギリギリ)温泉』は全何巻?
全4巻で完結済みです。