『長歌行』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
唐代初期。政変により一族を失った皇女・李長歌は、男装し「長歌」と名を変えて復讐の旅に出る。剣と知略を武器に、動乱の中原を駆け抜ける彼女の前に、草原の若き将・阿史那隼が立ちはだかる。敵か味方か、信じるべきは刃か、それとも……。
中国の女性作家・夏達が描く本作は、2011年から『Ultra Jump』で連載された歴史大河ロマンスだ。復讐を誓う皇女という設定だけなら珍しくないが、夏達は男装ヒロインの葛藤を戦略的思考の応酬として描き出す。長歌が知恵と胆力で窮地を切り抜ける場面は、単なる武勇譚ではなく、信念と現実の狭間で揺れる人間の成長譚として機能しています。敵対する阿史那隼との関係性も、友情と敵愾心が交錯する複雑な構図を描き、少女漫画と青年漫画の双方の読者を惹きつける力を持っている。2021年にはテレビドラマが制作され、国内外で高い評価を受けました。
既刊11巻。復讐か、生きるか。揺れる心の果てに待つものを、あなた自身の目で確かめてください。
まだ読んでいないあなたへ
中国で生まれ、日本で青年誌に連載され、2021年にドラマ化までされた歴史漫画があるんです。
舞台は唐代。主人公は女性なんですが、男装して生きる道を選ぶんですよ。ただし、よくある「可愛い女の子が男の子のフリ」という甘い設定じゃないんです。彼女が男装する理由、そこに至るまでの経緯が、読んでいて胸が苦しくなるほど重い。でもだからこそ、その後の一歩一歩が、どうしようもなく心に響くんです。
作者の夏達さんは中国の女性漫画家で、歴史ものを描かせたら類を見ない筆致を持っている方なんですね。この作品、青年誌連載なのに少女漫画的な感性も併せ持っていて、戦略的な駆け引きと人間ドラマが絡み合う構成がすごいんです。敵味方の区別がはっきりしない、グラデーションのような人間関係。復讐を胸に秘めながらも、旅の中で出会う人々に影響され、少しずつ変わっていく主人公の姿に、気づけば引き込まれているんですよ。
2021年のドラマ化では国内外で高評価を受けて、年度大賞まで獲ったんですが、原作にはドラマとはまた違う、漫画でしか表現できない空気感がある。コマの静けさと、次のページをめくる手が止まらない緊張感が同居しているんです。
既刊11巻。歴史漫画だからって堅苦しくない。むしろ、人間の弱さと強さが同時に見える、そういう物語なんです。
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よくある質問
『長歌行』は全何巻?
現在11巻まで刊行中です。