『銀のニーナ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
田舎町に暮らす青年ニーナは、ある日突然父親になる。押しかけてきた幼い娘の世話をしながら、定職に就くこともままならない日々。子育てと就職活動のはざまで、ニーナは不器用ながらも前に進もうとする……。
イトカツが「漫画アクション」で2012年から2019年まで連載した本作は、青年漫画の王道である「仕事もの」でも「家族もの」でもなく、その狭間を描く。既刊15巻という分量は、一つのエピソードを劇的に盛り上げるのではなく、日常の些細な出来事を丁寧に積み重ねていくスタイルの証左だ。ニーナの焦燥も、娘との関係も、特別な事件を介さず淡々と変化していく。就職活動が思うように進まない青年の姿は、どこか他人事に思えない普遍性を持つ。そして父親としての成長も、劇的な覚醒ではなく、小さな失敗と反省の積み重ねとして描かれる。
田舎町の空気感と、そこで生きる人々の距離感。それが物語全体を包み込んでいます。
まだ読んでいないあなたへ
全15巻で完結。
7年かけてじっくり描き切った、人生の「ままならなさ」をまるごと抱きしめる物語なんです。
田舎で暮らす家族の日常を描いた作品なんですけど、これが驚くほど「綺麗事じゃない」んですよ。育児の大変さ、就職がうまくいかない焦り、家族だからこそすれ違う感情——そういう、声を大にして言えないけど誰もが抱えてる「重たさ」を、イトカツさんは絶妙な距離感で掬い取るんです。
でもね、不思議なことに読後感は温かい。それは作者が登場人物たちを「可哀想な人」として描いてないから。みんな不器用で、完璧じゃなくて、それでも自分なりのやり方で毎日を生きてる。その姿が、妙にリアルで愛おしいんです。
コメディ要素もちゃんとあって、ふっと笑える瞬間が絶妙に配置されてる。泣かせようとか笑わせようとか、そういう作為を感じさせない自然体の語り口が心地いい。
「青年漫画」というジャンルが持つ、人生の手触りをそのまま活かした作品。派手な展開はないけれど、読み終わったあと自分の日常がちょっと違って見える——そんな静かな力を持った15巻です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『銀のニーナ』は全何巻?
全15巻で完結済みです。