『銀のくに』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
雪国の町で暮らす高校生たちの日常を描く。深い雪に閉ざされた冬、雪解けを待つ春、短い夏、そしてまた訪れる冬。彼らは家族との距離を測り、友人との時間を重ね、ただそこで生きている。派手な事件もなければ、劇的な展開もない。あるのは雪国でしか流れない、独特の時間だけだ。
新潟県出身の林若が手がけた本作は、第1回雪国漫画賞で最優秀賞を受賞し、Comiplexに連載された。「雪の町の物語」「春の風の中で」といった過去作でも雪国を舞台にしてきた作者だが、本作では学園生活という枠を借りながら、そこに家族と青春のテーマを静かに溶け込ませている。会話は少なく、余白は多い。しかしその余白こそが、雪国の空気をそのまま紙面に定着させる。アニメ化(2022年、雪山アニメーション制作)、実写映画化(2023年)と立て続けにメディア展開され、英語・フランス語・韓国語など各国語に翻訳された理由は、雪という普遍的な風景が、言語を超えて「生活」を伝える力を持っていたからだ。
既刊3巻。静けさの中に生きる強さを知りたい方へ。
まだ読んでいないあなたへ
雪国で生きる、それだけで十分なドラマなんです。
新潟県出身の林若が描く「銀のくに」は、雪に覆われた町を舞台に、そこで暮らす人々の日常を丁寧に切り取った作品です。派手な事件も、声高な主張もありません。あるのは、朝起きたら玄関が雪で埋まっていて、ため息をつきながら雪かきをする。家族で囲む食卓の湯気。友達と下校する道で、雪を踏みしめる音だけが響く静けさ。そんな、都会では想像もつかない日々の積み重ねなんです。
でもこれが、驚くほど胸に迫ってくる。雪国の生活って、ただ寒いとか大変とかじゃないんですよね。その厳しさの中にこそ、家族の結びつきや、人との距離感や、季節を待つ喜びが息づいている。林若はそれを、まるで自分がその町に住んでいるかのような解像度で描き出します。
第1回雪国漫画賞で最優秀賞を受賞し、2022年にはアニメ化、2023年には実写映画化もされました。海外でも英語・フランス語・韓国語で翻訳され、雪を知らない国の人たちまで心を掴んでいるんです。なぜか。それは、この作品が描いているのが「雪国」という記号ではなく、そこで呼吸している人間の体温そのものだからなんですよ。
既刊3巻。ページをめくるたびに、自分の知らない場所で、確かに誰かが生きているんだと実感させてくれる作品です。静かな熱量に、心が震えます。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『銀のくに』は全何巻?
全3巻で完結済みです。