『鉄楽レトラ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
身長149cmの少年・鉄楽レトラは、自分の低さゆえに周囲から軽んじられてきた。バスケットボールにも憧れながら、その体格が壁となって立ちはだかる。だが新たな高校生活で出会ったのは、長身で不器用な女子たちとの奇妙な友情だった。コンプレックスと向き合い、いじめの記憶を引きずりながらも、彼は自分の居場所を探し始める……。
月刊少年ガンガンに2010年から2012年まで連載されたSAHARA Mizuのこの作品は、第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞している。バスケ漫画でありながら、試合の勝敗よりも人間関係の機微に焦点を当てた構成が特徴です。高低差のある男女の関係を軸に、身体的コンプレックスを抱える者たちが互いに歩み寄る過程を繊細に描く。派手な演出や劇的な展開に頼らず、日常の小さな変化を積み重ねていく語り口は、スポーツ漫画というよりも青春群像劇に近い。
既刊6巻で完結した本作は、英語やフランス語にも翻訳され海外でも読まれています。体格や容姿で人を測る視線の残酷さを知る人にこそ、この静かな物語は響くはずです。
まだ読んでいないあなたへ
文化庁メディア芸術祭新人賞受賞作。
高校生の男子が、自分より背の高い女子と出会って変わっていく。たったそれだけの話なのに、なぜこんなに胸が詰まるんでしょうか。この作品には、青春の痛みと希望が、嘘のない筆致で描かれているんです。
主人公は小柄で不器用。バスケ部にいるけれど、コンプレックスを抱えながら日々を過ごしている。そこに現れたのが、長身の女子。二人の関係は、よくある恋愛ドラマの王道パターンには収まりません。むしろ、互いの弱さを認め合いながら、少しずつ前に進んでいく過程そのものが、この物語の核なんです。
いじめ、友情、バスケ、ダンス——高校生活のリアルな断片が、丁寧に積み重ねられていきます。派手な演出はないけれど、だからこそ、登場人物たちの小さな変化が心に染みてくる。彼らが悩んで、傷ついて、それでも諦めずに一歩踏み出す瞬間に、あなたも確実に動かされます。
SAHARA Mizuの絵は、決して華美ではありません。でもその線には、キャラクターの息遣いが宿っている。表情のわずかな変化、視線の揺れ、言葉にならない感情——すべてが絵で語られるんです。
青春の輝きと苦さを、これほど等身大に描いた作品は稀です。既刊6巻、一気に読める分量だからこそ、今夜読み始めてください。明日のあなたは、少しだけ誰かに優しくなれるはずです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『鉄楽レトラ』は全何巻?
全6巻で完結済みです。