金曜日はアトリエで』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

30代に差し掛かり、仕事に追われる日々を送る主人公が、ふとしたきっかけで絵画教室の扉を叩く。そこで出会ったのは、年下の男性講師。描くことの喜びを知り、講師との距離が縮まるにつれ、忘れかけていた感情が静かに動き始める……。

著者のHAMADA Sakuraは、青年誌「ハルタ」にこの作品を連載し、第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞した。受賞理由は明白です。恋愛と自己発見という普遍的なテーマを、過剰な演出に頼ることなく、丁寧に描き切っているからだ。主人公の心の揺れを、絵を描く手元や教室の風景といった日常の断片から浮かび上がらせる手腕は、青年誌ならではの落ち着いたトーンとも相まって、読者を静かに物語に引き入れる。対象読者層が女性に設定されているとはいえ、男性読者にとっても共感できる普遍性がある。Yen Pressから英語版が出版され、海外でも評価されている点も、作品の質を物語っている。

既刊4巻。大人の女性が、絵を通じて自分自身と向き合う姿を見届けてください。

まだ読んでいないあなたへ

文化庁メディア芸術祭新人賞受賞。

会社員の人見知り女性が、たまたま通りかかったアトリエで絵を描き始める。それだけの話なんです。でもこの作品、静かなのに読み終わると胸がぎゅっとなって、自分の中で何かが動き出すんですよ。

主人公は絵なんて描いたことないし、うまくもない。でも金曜日の夜だけ、アトリエで色を重ねていく。その時間が、彼女の日常をじわじわと変えていくんです。職場での息苦しさ、人との距離感、自分が本当は何を求めているのか分からないもどかしさ。そういうものが、筆を動かすたびに少しずつ輪郭を持ち始める。

何より、この作品の空気感がたまらないんです。アトリエの匂い、窓から差し込む光、絵の具の重なり。描かれる日常が、読んでいると手触りまで感じられるような解像度で迫ってくる。コマの余白が呼吸してるんですよね。

作者のHAMADA Sakuraさんは、言葉で説明しない人なんです。キャラクターの表情、仕草、沈黙の間合いだけで、心の動きをすっと見せてくる。だから読後、自分が何に感動したのか言語化できないのに、確かに心が震えている。

恋愛要素もあります。でもそれすらも、絵を描くこと、自分と向き合うことの延長線上に自然に存在していて、押し付けがましさが一切ない。

何かを始めたい人、始められない人、かつて何かを諦めた人。この作品は、そんなあなたの背中をそっと押してくれます。既刊4巻、週末に一気読みしてほしい一作です。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『金曜日はアトリエで』は全何巻?

全4巻で完結済みです。