野田ともうします。』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

野田ともうします、という名前。そこから始まる大学生活は、特別なドラマも派手な事件もない。ただそこに、野田という一人の女子学生がいて、友人たちがいて、キャンパスの日々が流れていく。何気ない会話、些細なすれ違い、笑えるほどくだらない日常の断片。つげあやが描くのは、そういう「何も起こらないのに忘れられない時間」だ。

女性誌『Kiss』で連載され、第1回Kiss漫画賞大賞を受賞した本作は、つげあやの代表作として今も語り継がれる。2000年代初頭の大学という舞台設定でありながら、友情の機微や自意識の揺らぎは普遍的です。派手な演出や過剰な感情表現に頼らず、淡々とした筆致の中に滲む温度が心地いい。同じくつげが手がけた『あたしのグッド・バイ』と並び、日常を題材にしながらも決して軽くならない作風が魅力である。中国での翻訳出版や2003年の映画化など、国境を越えて支持されたのも、この「等身大の説得力」ゆえだろう。

既刊7巻。何も起こらない日常にこそ、忘れられない何かがある。その感覚を知っている人なら、野田の世界はきっと懐かしい。

まだ読んでいないあなたへ

第1回Kiss漫画賞大賞受賞作。

全7巻完結。

大学生活って、実はこんなにおかしくて切ないんです。つげあやが描く「野田ともうします。」は、主人公の日常を通して、誰もが通り過ぎた(あるいはこれから出会う)あの瞬間を、笑いと共に鮮やかに蘇らせてくれるんですよ。

何が凄いって、この作品には「盛り上がる事件」なんて一つもないんです。でも気づいたら止まらない。友達と喋ってるだけ、講義をサボるかどうか迷ってるだけ、バイト先で微妙な空気になってるだけ。そんな「なんでもない時間」が、なぜこんなに心に刺さるのか。それは、つげあやが誰も気づかない日常の機微を、恐ろしいほど正確に掬い上げるからなんです。

読んでいると、自分の大学時代(あるいは今まさに過ごしている日々)がありありと思い出されて、ふいに胸が熱くなります。友達と無意味な会話で笑い転げた夜。将来に漠然とした不安を抱えながら、それでも目の前のことで精一杯だった日々。そういう「特別じゃないけど、確かに大切だった時間」を、この漫画は丁寧に、愛おしく描き出すんです。

中国でも翻訳され若い世代に支持されたのは、この普遍性ゆえでしょう。国が違っても、時代が変わっても、人が人と関わりながら生きる温度は変わらない。2003年には映画化もされました。

全7巻、一気に読んでください。読み終わった後、あなたの「今日という日」が少しだけ愛おしく見えるはずです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『野田ともうします。』は全何巻?

全7巻で完結済みです。