『違国日記』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
両親を交通事故で喪った女子中学生・朝は、母の妹である小説家・槙生のもとに引き取られる。槙生は子供嫌いを公言する独身女性。血の繋がりはあるが、ほとんど交流のなかった二人が、東京のマンションで奇妙な同居生活を始めることになる……。
山下和美といえば『天才柳沢教授の生活』『不思議な少年』で多様なテーマを描いてきた作家だが、本作では「他人同士のような肉親」という難題に正面から挑んでいる。槙生は朝を慰めない。教育しようともしない。ただ、一人の人間として対等に向き合おうとする。この距離感が、ありがちな感動物語とは一線を画す。Feel Young誌上で連載された本作は、第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。既刊11巻すべてを通じて、喪失と再生を描く筆致には一切の甘さがない。少女漫画的な共感ではなく、女性向け漫画ならではの冷静な観察眼が貫かれています。
2026年にはアニメ化と実写映画化が控えており、今後さらなる広がりが期待される一作です。
まだ読んでいないあなたへ
両親を事故で失った15歳の少女が引き取られたのは、面識のない叔母の家でした。
この叔母が普通じゃないんです。作家の槙生は、子どもが嫌いで結婚願望もなく、恋人との関係も型破り。姪の朝を引き取ったのも「血が繋がってるから」という義務感からで、最初は互いに戸惑うばかり。でもこの二人、暮らし始めてから少しずつ、本当に少しずつ、お互いの「違う」を認め合っていくんです。
何がすごいって、この漫画、綺麗事を一切言わないんですよ。悲しみは簡単に癒えないし、家族だからって分かり合えるわけじゃない。それでも朝は槙生の前で少しずつ本音を漏らし始め、槙生も不器用ながら朝の居場所を作ろうとする。二人が交わす日記には、言葉にできなかった想いが静かに積み重なっていくんです。
山下和美さんが描く人物は、誰もが弱さと強さを抱えて生きています。完璧じゃない大人、傷ついた子ども、それぞれが自分なりの「正しさ」を持っていて、時にぶつかり、時に寄り添う。その距離感が恐ろしくリアルで、読んでいると自分の人間関係まで見つめ直してしまう。
文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞作。既刊11巻です。血の繋がりより大切なものがあると、この作品は静かに教えてくれるんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『違国日記』は全何巻?
全11巻で完結済みです。