『達人伝 ~9万里を風に乗り~』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
紀元前の中国、戦国時代。諸子百家が思想を競い、七国が覇を争う乱世に、一人の剣士が立つ。彼の名は荘子——後世「荘周」として知られる道家の始祖その人である。だが、この物語の荘子は、書物の中で逍遥遊を説く賢人ではない。剣を取り、9万里の果てを目指して風に乗る、一個の武人として描かれる。歴史の隙間に、王欣太が創造した「もう一つの荘子像」が疾走する……。
『蒼天航路』で三国志という巨大ジャンルに新たな解釈を叩き込んだ王欣太が、今度は諸子百家の時代に挑んだのが本作だ。2013年から「漫画アクション」で連載され、既刊34巻。王欣太作品の真骨頂は、思想と武の一体化にある。『蒼天航路』の曹操が「乱世の奸雄」として政略と理念を体現したように、本作の荘子もまた「道」を剣に乗せて駆ける。歴史漫画でありながら、武道漫画としての骨格も確かです。戦略、友情、そして戦争——史実の枠組みを借りつつ、その内側で繰り広げられるのは、王欣太ならではの人間ドラマと思想の激突だ。
歴史ものが好きなら、武侠ものが好きなら、あるいは『蒼天航路』を愛した読者なら、この荘子に会わない理由はありません。
まだ読んでいないあなたへ
既刊34巻。
『蒼天航路』の王欣太が10年かけて描き続けた、中国戦国時代の物語なんです。
誰もが知る項羽と劉邦の時代の、その少し前。秦が六国を飲み込んでいく激動の時代に、「達人」と呼ばれる者たちがいました。剣の達人、兵法の達人、思想の達人。彼らは権力者ではない。歴史の教科書に大きく名を残すわけでもない。けれど、その存在が時代を、人を、確かに動かしていくんです。
王欣太が描くのは、血が通った人間たちの生き様です。『蒼天航路』で曹操という巨星を描き切った作家が、今度は名もなき者たちの視点から歴史を切り取る。剣を振るう理由、戦う意味、友と呼べる者との出会い。一つ一つの決断が、やがて歴史の大河に流れ込んでいく瞬間の、あの震えるような感覚を味わえます。
戦いの場面は容赦なく激しく、人の生死が驚くほど近い。でもそこに安っぽいヒロイズムはなくて、ただ「こう生きるしかなかった」人間たちの選択があるだけなんです。
10年の連載で紡がれた34巻。この密度と熱量を、今なら一気に追いかけられるんですよ。
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よくある質問
『達人伝 ~9万里を風に乗り~』は全何巻?
全34巻で完結済みです。