『透明男と人間女~そのうち夫婦になるふたり~』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
目が見えない探偵・霧島と、透明人間の男性・透が織りなす異色のバディもの。霧島は視覚以外の感覚を研ぎ澄ませ、透は姿が見えないがゆえに誰にも気づかれず情報を集められる。互いの「欠けたもの」が完璧に補い合う関係性は、やがて探偵業を超えた信頼へと変わっていく……。
IWATOBI Nekoが「Web Action」で連載中の本作は、障害や特殊能力を単なる設定に留めない作劇が光る。視覚障害者を描く際、往々にして「不便さ」ばかりが強調されがちだが、ここでは霧島の聴覚・触覚の鋭敏さが探偵としての武器になっている。一方の透も、透明であることの孤独と自由が丁寧に掘り下げられる。ふたりの関係は探偵と助手の枠を越え、互いにしか見えない(感じ取れない)存在として惹かれ合っていく過程が、コメディタッチながら誠実に描かれる。アジア諸国でも翻訳され好評を得ているのは、この普遍的な「補い合う関係性」への共感ゆえだろう。
既刊8巻、ふたりの距離は確実に縮まりつつあります。タイトル通り「そのうち夫婦になる」日を、読者も一緒に見届けてみませんか。
まだ読んでいないあなたへ
全盲の探偵と、透明人間の同居人。
この設定だけで既にちょっとおかしいんですけど、本当におかしいのはこの二人が互いを完璧に補い合ってしまうところなんです。目が見えない彼女は、音と気配で透明な彼の存在を感じ取る。姿が見えない彼は、目の見えない彼女にとって「誰よりも対等な相手」になれる。この奇跡的なバランスの上に成り立つ日常が、どうしようもなく温かいんですよ。
探偵業の裏で進む二人の距離の縮まり方が、じれったいほど丁寧で愛おしい。特殊能力も視覚障害も、この作品では「設定」以上のものとして機能してるんです。彼女が世界をどう捉えているか、彼が透明であることの孤独をどう抱えてきたか。そういう描写の解像度が異常に高い。読んでいると、二人が互いの欠けた部分を埋めていく過程そのものが、恋愛なんだって気づかされます。
タイトルに「そのうち夫婦になる」って最初から書いてあるのがまたいいんですよ。ゴールは見えてる。でもそこに至る道のりを、この二人がどう歩んでいくのか見届けたくて仕方なくなるんです。
既刊8巻。まだまだ続く二人の物語を、今から追いかけてください。
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よくある質問
『透明男と人間女~そのうち夫婦になるふたり~』は全何巻?
現在8巻まで刊行中です。