辺境の老騎士 バルド・ローエン』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

辺境の地で長年領主に仕え、数々の戦場を生き抜いてきた老騎士バルド・ローエン。彼は引退を機に、若い頃から心に秘めていた願いを叶えるべく、たった一人で旅に出る。行く先々で遭遇するモンスター、ヨーロッパ風の異世界に広がる未知の土地、そして各地で出会う料理。老いてなお衰えぬ剣の腕と、騎士としての矜持を胸に、バルドは何を見つけるのか……。

支援BISによる「小説家になろう」発の原作を、青年漫画の手法で丁寧に描き出した本作は、異世界ファンタジーでありながら、若者の成長譚とは一線を画す。主人公は既に老境に入った熟練の騎士だ。菊石森生の作画は戦闘描写の迫力もさることながら、主人公の表情に刻まれた皺、傷痕、そして瞳に宿る静かな決意を丹念に描き込む。料理や街並みのディテールも手を抜かず、読者は老騎士の視点を通じて、この世界を旅している実感を得られるでしょう。ヤングマガジン サードという媒体で連載されているのも頷ける、大人の読者に向けた骨太なファンタジーです。

既刊12巻、連載は継続中。若さを失った者が持つ渋みと哀愁、それでも前へ進む姿勢に、あなたも心を動かされるはずです。

まだ読んでいないあなたへ

既刊12巻。

老いた騎士が主人公なんです。

若くて強い勇者が世界を救う話じゃない。辺境の領地を何十年も守り続けた老騎士バルド・ローエンが、ある日、人生最後の旅に出る。もう戦いに身を置く日々は終わったはずだった。でも彼が通る先々で、人は救いを求め、モンスターは牙を剥き、世界は容赦なく彼を試すんです。

この作品の凄みは、主人公が「老い」と正面から向き合っていること。かつて無敵だった剣の腕は確実に衰えている。体は以前ほど動かない。それでも彼は剣を抜く。守るべき誰かがそこにいるから。その背中が、どうしようもなく格好いい。

そして旅の途中で出会う食べ物の描写が、これまた素晴らしいんですよ。ヨーロッパ風の世界を舞台に、街ごとに違う料理や酒が登場する。バルドが一口食べて目を細める瞬間、読んでいるこちらまで空腹になる。戦いだけじゃない、生きることの喜びが丁寧に描かれているんです。

「小説家になろう」で大ヒットした原作を、菊石森生が骨太な画で漫画化。派手なだけの剣戟じゃなく、一振りに込められた重みが伝わってくる。バルドの顔に刻まれた傷と皺が、彼の歩んできた人生そのものなんです。

若さだけが武器じゃない。年を重ねた者にしか持てない強さがある。この作品はそれを教えてくれます。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『辺境の老騎士 バルド・ローエン』は全何巻?

現在12巻まで刊行中です。