『輝夜伝』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
『竹取物語』に題材を得て、月の姫の復讐譚として再構築した異色作。かぐや姫として地上に降りた輝夜は、かつて自らを裏切った者たちへの復讐を胸に秘めている。求婚者たちに課す無理難題、それは単なる試練ではなく、過去の因縁を断ち切るための審判だった。古典の枠組みを借りながら、その内側に神話の暗部と人間の業を織り込んでいく……。
斉藤千穂は『Flowers』誌上で、従来の少女漫画的なファンタジーとは一線を画す作品を打ち出した。古典文学を下敷きにしながら、その裏に潜む復讐と贖罪の物語へと転換させる手法は、読み慣れた神話に新たな解釈を与える。手塚治虫文化賞新人賞を受賞したことが示すとおり、この作品は単なる古典の焼き直しではない。神話という普遍的な物語装置を用いて、人間の記憶と罪、そして赦しの可能性を問いかけている。英語版として海外展開され、評価を受けたのも、普遍的なテーマの力によるところが大きいだろう。
復讐譚でありながら、単純な勧善懲悪には収まらない。古典に親しんだ読者ほど、その再解釈の鮮やかさに唸るはずです。既刊14巻、重厚な物語を今こそ。
まだ読んでいないあなたへ
第13回手塚治虫文化賞新人賞。
「かぐや姫」を知らない人はいないでしょう。でも、あの話を「復讐譚」として読み解いたことはありますか? この作品は、誰もが知っている神話を、まったく別の角度から照らし直すんです。光の裏には必ず影がある。その影に、これほど説得力のある物語が隠されていたなんて。
「Flowers」で3年間連載された全14巻、ファンタジーでありながら歴史の重みを帯びたミステリーの構造を持つこの作品は、読み進めるほどに謎が謎を呼び、ページをめくる手が止まらなくなります。なぜ月へ帰らねばならなかったのか。なぜ地上に降りてきたのか。誰もが「そういうもの」として受け入れてきた物語の背後に、これほどまでに壮大な真実があったとは。
斉藤千穂さんの筆は、優美でありながら容赦がありません。復讐という重いテーマを、読者の心に深く刻み込んでいく。英語圏でも評価されているのは、この作品が持つ普遍的な問いかけの力でしょう。
神話は、ただの昔話じゃないんです。誰かの痛みが、何百年も語り継がれてきた形なんですよ。
その形の裏側を、あなたは知りたくないですか?
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よくある質問
『輝夜伝』は全何巻?
全14巻で完結済みです。