転がる姉弟』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

姉と弟、二人だけで暮らす日常。親の不在は説明されず、ただそこに"ある"生活が淡々と描かれる。姉は弟の面倒を見、弟は姉に甘え、時に衝突し、時に笑い合う。特別な事件も、劇的な展開もない。あるのは、朝起きて、ご飯を食べて、些細なことで言い合って、また明日が来る、ただそれだけの時間。だが、この"ただそれだけ"が、妙に心に残る……。

森つぶみという作家は、何気ない瞬間を切り取る手つきが巧い。会話の間、表情の揺らぎ、言葉にならない空気。そうした"行間"を描くことに長けている。本作が第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞したのも、その丁寧な観察眼と演出力が評価されたのでしょう。派手さはないが、読後にじんわりと余韻が広がる。青年誌『Flat Heros』という媒体で、あえて静かな家族の物語を選んだ編集眼も見事です。

既刊7巻、まだ連載は続いています。この姉弟の"転がる"ような日常を、あなたもそっと覗いてみてください。

まだ読んでいないあなたへ

7巻、まだ止まりません。

森つぶみが描く「転がる姉弟」は、第25回日本メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞した、家族の日常を切り取った作品なんです。でもね、ただの「ほのぼの日常もの」だと思ったら、完全に裏切られます。

この漫画が捉えているのは、家族というものの、言葉にならない部分なんですよ。姉と弟。血が繋がっているから一緒にいるだけの関係が、ある瞬間にふっと温度を持つ。その「ふっと」を、森つぶみは恐ろしいほど繊細に掬い取るんです。声を出して笑った次のページで、胸の奥がじんわり熱くなる。そんな体験が何度も訪れます。

コメディでありながら、読後に残るのは笑いだけじゃない。家族の距離感、日常の手触り、何気ない会話に潜む温もり。そういうものが、読み終わったあとも心の中で転がり続けるんです。

2022年からFlat Heroesで連載中。海外のファンからも熱い視線を集めているのは、家族という普遍的なテーマを、森つぶみ独特の感性で描き切っているからでしょう。

既刊7巻。まだ物語は動いています。今から追いかけて、この「転がる」感覚を味わってほしいんです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『転がる姉弟』は全何巻?

現在7巻まで刊行中です。