『賢い犬リリエンタール』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
週刊少年ジャンプ誌上に2009年から2010年にかけて連載された、葦原大介による異色のコメディファンタジー。主人公は人間ではなく一匹の犬。賢いと評判のその犬は、飼い主である家族とともに日常と冒険の狭間を駆け抜ける。犬の視点から描かれる世界は、時にユーモラスで、時に心温まる。果たしてこの犬の「賢さ」とは、何を意味するのか……。
葦原大介といえば、現在も連載が続く『ワールドトリガー』で精緻な戦術バトルと群像劇の妙を見せつけた作家だが、本作はその前に発表された初期作品である。全4巻という短さながら、後の代表作に通じる「視点の面白さ」はすでに萌芽を見せている。犬という異質な主体を通して人間社会を描き直す試みは、設定倒れに終わらず、コメディとしての間合いと家族ドラマとしての温度をきちんと両立させています。ジャンプの王道バトル路線とは一線を画した作風ですが、だからこそ葦原大介という作家の引き出しの多彩さが際立つ一作と言える。
『ワールドトリガー』で葦原作品に触れた読者にこそ、この初期作を手に取ってほしい。既刊4巻、今ならすぐに追いつけます。
まだ読んでいないあなたへ
『ワールドトリガー』の葦原大介が、あの��緻密な戦術漫画を描く前に挑んだコメディがあるんです。
犬が主人公なんですよ。しかも賢い。タイトルそのまんまの「賢い犬リリエンタール」。でもこの賢さが、ただの「お手ができる」とか「人の言葉を理解する」レベルじゃないんです。飼い主の少年との間に生まれる、言葉にならないけど確かに通じ合う瞬間。そこに葦原大介らしい丁寧な描写が乗っかると、犬を飼ったことがある人なら「ああ、わかる」って膝を打つはずです。
ジャンプで連載されたコメディファンタジーなんですが、全4巻というコンパクトさ。週末の昼下がりに一気読みできる気軽さがありながら、読後には妙に温かいものが胸に残るんですよね。家族の絆とか、冒険とか、そういう王道要素が過不足なく詰まってる。
後に『ワールドトリガー』で見せる、あの「キャラクターの思考を丁寧に追う」手法の原型が、この犬との冒険譚にもう見えてるんです。犬の視点で世界を見る面白さ。人間の言葉が通じない相手と、どうやって心を通わせるのか。その試行錯誤が愛おしくて、ページをめくる手が止まらなくなります。
葦原ファンなら読んでおくべき原点。そうじゃない人にも、犬好きなら間違いなく刺さる一作です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『賢い犬リリエンタール』は全何巻?
全4巻で完結済みです。