『血潜り林檎と金魚鉢男』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
頭部が金魚鉢になった男と、彼に付き従う少女。二人は「血潜り林檎」と呼ばれる謎の物体を追い求め、奇妙な旅を続けている。行く先々で出会うのは、日常の理屈が通用しない異形の者たち。水中を漂う魚のように不可思議な光景が連なるこの物語で、少女は金魚鉢男とともに何を見出すのか……。
阿部洋一のデビュー作にして第15回電撃大賞受賞作である本作は、電撃コミックジャパンという誌面で2年間連載された。非典型的と評される画面構成は、コマ割りの常識を軽やかに超え、読者の視線を意図的に迷わせる。ファンタジーとミステリーの要素が溶け合いながら、明確な謎解きには収束しない。むしろこの作品が提示するのは、答えよりも問いそのもの――金魚鉢を被った男の正体、血潜り林檎の意味、そして少女が旅を続ける理由です。コメディとしての奇想が前景化しつつ、その背後には静かなドラマが横たわっている。後に『新ちもぐり林檎と金魚鉢男』として続編が描かれるのも、この世界の余白にまだ語るべきものが残されていたからに他なりません。
既刊3巻、電撃大賞が見出した才能の出発点がここにあります。不条理と抒情が同居する稀有な読書体験を、ぜひその目で確かめてください。
まだ読んでいないあなたへ
第15回電撃大賞を受賞した作品なんですが、タイトルを見た瞬間から「何これ?」ってなりますよね。
阿部洋一が描くこの漫画、一言で言うと「見たことない」んです。金魚鉢を頭に被った男が出てくる時点でもう普通じゃないんですけど、それが不思議と違和感なく物語に溶け込んでいく。コメディでありながらドラマがあって、ファンタジーでミステリーの要素も絡んでくる。ジャンルの枠なんて最初から無視してるような作りなんですよ。
絵のタッチも独特で、この「非典型的」な画風が世界観とぴったり合ってるんです。水と魚をモチーフにした描写が印象的で、ページをめくるたびに「こんな表現があるのか」って驚かされる。電撃コミックジャパンに連載されていた少年向けなんですけど、型にはまらない読み味は大人が読んでも引き込まれます。
既刊3巻で完結していて、後に『新ちもぐり林檎と金魚鉢男』という続編まで生まれているんです。つまり、一度終わったのにまた描きたくなるほど、作者自身もこの世界に惹かれ続けているってこと。
「血潜り林檎」と「金魚鉢男」。この二つの言葉が組み合わさった瞬間に生まれる奇妙な化学反応を、ぜひ体験してください。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『血潜り林檎と金魚鉢男』は全何巻?
全3巻で完結済みです。