『薄花少女』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
舞台は静謐な日常。幻のように薄い存在の少女と、彼女を取り巻く人々が織りなす穏やかな日々が描かれる。日常の中に溶け込むようにして存在する少女の姿は、まるで水彩画のように淡く、しかし確かにそこにある。家族との再会、成長の予感、そして繰り返される何気ない時間——。
三浦靖冬が「IKKI」に発表した本作は、2009年に第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞した。青年誌らしい抑制の効いた筆致で描かれるのは、スーパーナチュラルな設定を持ちながらも、あくまで日常に根ざした物語です。派手な展開や劇的な事件ではなく、静かに積み重なる日々の断片が、読む者の心に染み入ってくる。三浦の描く線は繊細で、余白の多いコマ割りが生み出す間合いが、この作品の呼吸そのものとなっている。海外でも翻訳版が出版され、言語を超えて評価されたのは、その普遍的な情感ゆえでしょう。
既刊5巻。文化庁が認めた静謐な傑作を、ぜひその目で確かめてください。
まだ読んでいないあなたへ
第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞。
この一行だけで、本棚から手を伸ばす価値があるんです。でも受賞歴なんかより、ページを開いた瞬間に感じる空気の濃さに驚いてください。三浦靖冬が描くのは、派手な事件じゃない。ただの日常です。でもその日常が、なぜこんなにも胸に迫るのか。
理由は「再会」にあるんですよ。離れていた家族が、もう一度同じ屋根の下で暮らし始める。そこにはどこか不思議な空気が漂っていて、日常のささいな仕草や言葉の端々に、語られない過去の気配がある。読んでいると、自分の家族のことを考えずにはいられなくなるんです。
全5巻というボリュームも絶妙で、週末に一気読みできる。でも読み終わったあと、すぐにもう一度最初から読み返したくなる。一度目は流れを追い、二度目は行間に気づく。そういう作品です。
「スーパーナチュラル」という言葉が添えられているのも気になりませんか。この静かな日常の底に、何か不思議なものが横たわっている。それが何なのかは、あなた自身の目で確かめてほしいんです。
掲載誌「IKKI」が生んだ傑作のひとつ。読めば、あの雑誌がなぜ多くの読者に愛されたのか分かります。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『薄花少女』は全何巻?
全5巻で完結済みです。