『茶柱倶楽部』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
茶道をテーマにした青年漫画は決して多くない。ましてやそれをコメディの軸に据え、人間模様を描くとなれば、なおさらだ。茶柱倶楽部は、茶道という一見敷居の高い題材を、青年誌らしい等身大の視点で捉え直した作品である。週刊漫画TIMESで2015年から2019年まで連載され、既刊8巻。第1回マンガ大賞を受賞したこの作品は、茶道を通じた成長と人間関係を軽妙なタッチで描き出す。
青木幸子は本作でその手腕を遺憾なく発揮している。茶道という静的な世界を、堅苦しくなく、かといって茶化さず、あくまで日常の延長として描く筆致が秀逸です。コメディでありながら、作法や所作の描写に手抜きはない。キャラクターたちの関係性が茶席を重ねるごとに深まり、変化していく様子は、スライス・オブ・ライフものとしても完成度が高い。海外の茶道愛好家からも注目されているのは、この作品が文化的な誠実さとエンターテインメント性を両立させているからでしょう。
茶道漫画でありながら、堅苦しさとは無縁。青年誌だからこそ描ける、大人の距離感と成長譚がここにあります。
まだ読んでいないあなたへ
茶道って、老人の趣味だと思ってませんか?
この漫画を開くと、畳の部屋でお茶を点てる若者たちの姿があります。でも彼らが向き合っているのは、「正座の痛み」とか「お点前の作法」だけじゃないんです。不器用な自分、他人との距離感、進路への迷い——そういう誰もが抱える痛みを、茶室という静かな空間で受け止めていく物語なんですよ。
青木幸子が描くのは、茶道の「型」を通して自分の「型」を探す人間たちです。お湯を沸かす音、茶碗を持つ手の震え、ふと漏れる本音。その一つひとつが、驚くほど解像度高く描かれていて、読んでいると自分まで正座して背筋が伸びる感覚になります。
週刊漫画TIMESで2015年から2019年まで連載され、既刊8巻。第1回マンガ大賞を受賞した作品です。海外の茶道愛好家からも注目されているのは、この漫画が「日本文化の紹介」ではなく、茶道を通して人間の核心を描いているからなんでしょう。
忙しい毎日に追われて、自分を見失いそうなとき。この作品はそっと「一服どうぞ」と差し出してくれる一椀なんです。
静かに、でも確実に、心に染み入ってくる漫画です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『茶柱倶楽部』は全何巻?
全8巻で完結済みです。