『苺ましまろ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
小学生の伊藤千佳、アナ・コッポラ、松岡美羽の三人と、千佳の姉・伸恵が織りなす日常。特別な事件も劇的な展開もない。あるのは放課後の他愛ない会話、些細ないたずら、ぼんやりとした夏休みの午後だけ。バラスイが『コミック電撃大王』で描き出したのは、ただそれだけの光景だ。
2002年の連載開始当時、少年誌の日常系作品といえば学園を舞台にした青春ドラマが主流だった。そこへバラスイは小学生の女の子たちと大学生の姉という組み合わせを持ち込み、物語性を徹底的に削ぎ落とした。残ったのは瑞々しい会話劇と、計算されたコマ割りが生む絶妙な間。キャラクターたちは成長しない。何かを達成することもない。ただ「そこにいる」ことだけで成立する空間を、バラスイは丁寧に描き続けた。第9回電撃大賞メディアワークス文庫部門で大賞を受賞し、2005年にはアニメ化と実写映画化を果たしている。海外でも英語吹き替え版が制作され、複数の言語に翻訳された。
既刊9巻。何も起こらない日常の中に、確かな手触りがあります。
まだ読んでいないあなたへ
2002年から始まって、既刊9巻。
20年以上かけて丁寧に紡がれている作品なんです。
小学生の女の子たちと、その姉の日常を描いた4コマ漫画なんですが、これが本当に不思議な読み心地で。笑いたくなる場面も、心があたたかくなる瞬間も、「何も起こらない」ことの豊かさも、全部が自然に混ざり合っているんです。「電撃大賞」を受賞して、アニメ化も実写映画化もされて、英語をはじめ複数の言語に翻訳されるほど愛されてきた理由が、1ページめくるだけで伝わってきます。
会話のテンポがいいんですよ。言葉のキャッチボールが絶妙で、読んでいると自分もその場にいるような錯覚を覚えるんです。子どもたちの視点で世界を見ると、些細なことが大事件になって、大人には何でもないことが宝物になる。その感覚を、説明じゃなくて「空気」として描き出してるんです。
ゆっくり時間をかけて描かれているからこそ、キャラクターたちが本当に生きている感じがするんですね。急がず、焦らず、でも確実に心に残る。そういう作品って、実はすごく貴重なんです。
毎日が慌ただしいと感じているなら、この作品を開いてみてください。何気ない日常の中に、こんなにも温度があったことを思い出させてくれますから。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『苺ましまろ』は全何巻?
全9巻で完結済みです。