『胚培養士ミズイロ~不妊治療のスペシャリスト~』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
不妊治療の最前線で、受精卵を育てる胚培養士という仕事がある。主人公ミズイロは、その道のスペシャリストだ。顕微鏡下で卵子と精子を扱い、生命の芽生えに立ち会う日々。だが、医療技術だけでは救えない夫婦の葛藤、家族の思惑、そして妊娠できない現実と向き合う患者たちの姿が、この仕事には常につきまとう。ミズイロは、培養室という密室で何を見つめているのか——。
岡崎真理は医療テーマを得意とする作家だが、本作の特異性は「胚培養士」という職業に焦点を当てた点にある。産婦人科医でも看護師でもない、患者と直接接することの少ない裏方のプロフェッショナル。しかし彼らの技術と判断が、新しい命の可能性を左右する。『ビッグコミックスピリッツ』での連載は2018年から続いており、既刊8巻を数える。不妊治療という繊細なテーマを、専門的な描写と人間ドラマの両輪で描き切る手腕は、青年誌読者にこそ刺さる重みを持っています。
子どもを持つこと、持てないこと。その狭間で揺れる人々の物語を、医療現場の内側から見つめる視点は貴重です。
まだ読んでいないあなたへ
既刊8巻。
不妊治療を扱った漫画があることを、私は最近まで知りませんでした。
主人公は胚培養士のミズイロ。病院の奥の培養室で、受精卵と向き合う仕事です。医師でも看護師でもない、でも命の誕生に最も近い場所で働く人。彼女の手元で、顕微鏡の下で、目に見えないほど小さな細胞が育っていくんです。
不妊治療って、どこか遠い世界の話だと思ってました。でもこの作品を読むと、治療を受ける夫婦の切実さ、何度も何度も挑戦する勇気、そして時には諦める決断の重さが、静かに胸に迫ってきます。子どもを授かるって、こんなにも複雑で、こんなにも尊いことだったのかと。
ミズイロは患者さんと直接会わない。でも培養室で大切に育てる一つ一つの受精卵の向こうに、誰かの人生があることを知っている。その責任を背負いながら、黙々と技術を磨き続ける姿に、医療の本質を見た気がしたんです。
2018年からビッグコミックスピリッツで連載中。岡崎真理さんが描く医療の現場は、派手じゃないけれど、だからこそリアルで、心に残ります。知らなかった世界を知る、それだけで人生の見え方が変わることがあるんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『胚培養士ミズイロ~不妊治療のスペシャリスト~』は全何巻?
現在8巻まで刊行中です。