美食探偵 明智五郎』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

この作品について

美食をこよなく愛する探偵・明智五郎は、依頼人が持ち込む事件を、独特の推理と繊細な味覚で解決していく。舞台は現代の東京。彼のもとを訪れる人々が抱える謎は、失踪事件から人間関係のもつれまで多岐にわたるが、明智が導き出す答えには必ず「食」が絡んでいる……。

著者の東村アキコは『海月姫』『東京タラレバ娘』『偽装不倫』と、女性読者の心を掴む作品を次々と世に送り出してきた。本作は彼女にとって初の本格ミステリー要素を前面に押し出した挑戦作だ。だが、そこに流れるのは変わらぬ東村節——登場人物たちの人間臭さ、軽妙な会話劇、そして時折覗かせる人生の苦みである。探偵ものでありながら、謎解きと同じくらい丁寧に描かれるのは「人と人との距離感」だ。明智が事件の真相を暴くとき、同時に依頼人の心の奥底にある本音もあぶり出される。ミステリーとしての緊張感と、東村作品ならではの柔らかな人間ドラマが見事に融合している。

ココハナ連載で既刊10巻。2020年にはドラマ化・映画化され、映像作品としても高い評価を得ました。謎と料理、そして人の想いが絡み合う、新しい探偵譚をぜひ味わってください。

まだ読んでいないあなたへ

探偵が事件を解決するんじゃなくて、犯人に料理を振る舞って心を揺さぶるんです。

『海月姫』『東京タラレバ娘』の東村アキコが描く、誰も見たことがない探偵像。明智五郎は美食家であり、推理の天才でもあり、何よりも「人の心を食で動かす」という独自の方法で事件に関わっていく。証拠を突きつけるんじゃない。一皿の料理が、人の過去を呼び起こし、感情を溶かし、真実を引き出すんです。

東村アキコ作品だから、当然ながら人間の描き方が圧倒的。犯人も被害者も、誰ひとり記号じゃない。みんな欲望があって、弱さがあって、譲れないものがある。その複雑な感情の渦を、明智は食という万国共通言語で解きほぐしていく。

ミステリーなのに泣ける。コメディなのに胸が痛む。そして何より、読み終わったあと無性にお腹が空くんです。事件の謎よりも、明智が次にどんな料理で誰の心を動かすのかが気になって、ページをめくる手が止まらなくなる。

2020年にはドラマ化もされた人気作。既刊10巻、今も連載中です。探偵ものに飽きた人ほど、この作品の新しさに驚くはずです。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『美食探偵 明智五郎』は全何巻?

現在10巻まで刊行中です。