結ばる焼け跡』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

昭和20年、焼け野原と化した日本。戦火を生き延びた人々が、明日への希望を探しながら、瓦礫の街を歩いていく。天瀬しおりが描くのは、敗戦直後の混乱期を舞台にした群像劇だ。家族を失った者、故郷を追われた者、それぞれの喪失を抱えながら、焼け跡に立つ人間たちの姿がある……。

著者は『戦火の中で』など、一貫して戦争をテーマに作品を発表してきた作家である。本作もその系譜に連なるが、戦場ではなく戦後の焼け跡に焦点を当てたことで、戦争が人々の日常をどう変えたかという視点が際立っている。敗戦後の日本を描いた作品は数多いが、本作は戦争の傷跡を抱えた個々の人間に寄り添い、復興への歩みを丁寧に追っている。漫画ゴラク誌上で連載され、第1回漫画ゴラク大賞を受賞したことからも、その評価の高さがうかがえます。海外でも翻訳され、戦争文学としての普遍性を持つ作品だ。

既刊3巻。焼け跡から始まる人間の物語を、今こそ読むべきです。

まだ読んでいないあなたへ

終戦の年、1945年。

焼け跡から立ち上る煙の中で、人は何を見て、何を背負って生きたのか。

『結ばる焼け跡』は、その問いを真正面から描き切った作品なんです。著者・天瀬しおりは『戦火の中で』で戦争そのものを描きましたが、本作が向き合うのは「その後」。戦争が終わっても終わらない、人間の業と再生の物語です。

第1回漫画ゴラク大賞を受賞し、連載終了の翌年には早くも映画化。海外でも翻訳され、戦争文学として評価されているこの作品の凄みは、綺麗事では済まされない人間の本質を、一切の誇張なく切り取っている点にあります。瓦礫の中で手を差し伸べ合う人もいれば、生き延びるために他者を踏みつける人もいる。そのどちらもが、紛れもない人間の姿なんです。

既刊3巻という短さの中に、これほどまでの重量が詰め込まれている漫画は稀です。ページをめくるたびに、何かが胸に突き刺さり、何かが抜け落ちていく。それでも読むのを止められないのは、そこに「生きる」ことの本質が宿っているから。

戦後日本文学に大きな影響を与えたこの作品を、今こそ読んでください。時代を超えて突きつけられる問いがあります。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『結ばる焼け跡』は全何巻?

全3巻で完結済みです。