空が灰色だから』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

舞台は、どこにでもあるような高校。特別な事件が起きるわけでもない。ただ、些細な言葉のすれ違い、視線の交錯、心の中で渦巻く感情——そんな「何でもない日常」が、ひどく重たく、時に痛々しく描かれる。主人公たちは、誰もが抱える葛藤を言葉にできないまま、灰色の空の下で日々を過ごしていく……。

阿部共実は『青い本』でも、日常に潜む心の機微を掬い取る作家として知られるが、本作はその才能が最も研ぎ澄まされた一作だ。週刊少年チャンピオンという少年誌の枠組みにありながら、キャラクターの内面を徹底的に掘り下げる手法は、従来の学園ものとは一線を画している。第1回マンガ大賞を受賞し、2015年にはアニメ化、翌年には実写映画化、さらに韓国でも映画化されるなど、国内外で支持を集めた。海外累計発行部数500万部超という数字が示すのは、「何も起こらない日常」を描くことで、普遍的な共感を獲得した稀有な成功例です。

全5巻という手に取りやすい分量で、10代の心の揺れを丁寧に描き切った本作。灰色の空の下で何を見つけるのか、それはあなた自身の目で確かめてください。

まだ読んでいないあなたへ

第1回マンガ大賞受賞作。

人と話すのがどうにも苦手で、空回りばかりしてしまう高校生たちの日常を、ただひたすら丁寧に追いかけた作品なんです。派手な事件も恋愛も起きない。なのに、こんなに胸が痛くて、こんなに笑えて、こんなに目が離せなくなる漫画があるなんて知らなかった。

主人公が教室の隅で必死に空気を読んで、でも結局うまくいかなくて、一人反省会を始める場面とか。友達になりたいのに、どう声をかけていいか分からなくて、結局何も言えずに一日が終わる放課後とか。そういう「あるある」じゃ片付けられない、もっと切実な痛みが、阿部共実さんの筆致で容赦なく描かれるんです。

読んでいると、自分の高校時代のどうしようもなかった瞬間が次々に蘇ってきて、ページをめくる手が止まらなくなります。でも不思議と、読後感は決して暗くない。むしろ「ああ、あの頃の自分も、あれでよかったのかもしれない」って思えてくる。

既刊5巻、アニメ化も映画化もされた本作。韓国でも映画化されるほど、国境を超えて共感を呼んでいます。

誰かに優しくしたくなる漫画です。まず自分に、それから隣にいる人に。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『空が灰色だから』は全何巻?

全5巻で完結済みです。