『秘密 season 0』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
この作品について
清水玲子が『秘密 -The Top Secret-』で描いた、死者の脳から記憶を映像化する科学警察研究所を舞台とした物語。その「season 0」は、本編で活躍する薪剛が警察庁に配属される以前、大学生だった頃の姿を描く前日譚だ。薪の同級生たちとの関係、まだ研ぎ澄まされていない推理の才能、そして後に彼を特殊な存在へと変えていく出来事の萌芽が、慎重に、しかし確実に提示されていく……。
清水玲子といえば、SFとミステリーを少女漫画の枠組みで昇華させる稀有な作家である。本編『秘密 -The Top Secret-』は2000年に実写映画化、2008年にアニメ化され、第15回日本新メディア漫画アートフェスティバル漫画部門優秀賞を受賞した。その世界観の緻密さ、登場人物の心理描写の深さは、単なるミステリーの枠を超えている。『season 0』は、その本編を支える過去の物語だ。薪という人物がどのような友情と家族の記憶を抱え、どのような秘密を背負って「あの男」になったのか。大学生活という日常の中で静かに進行する、非日常への助走がここにある。
本編未読でも読めるが、本編を知る者なら、一つ一つの台詞の裏に潜む意味に戦慄するでしょう。既刊13巻、白泉社メロディにて連載中です。
まだ読んでいないあなたへ
既刊13巻。
清水玲子が描く「秘密」シリーズの原点です。
あの脳科学捜査を描いた傑作『秘密 -The Top Secret-』の前日譚なんです。でもこれ、単なる「始まりの物語」じゃない。警察の特殊部署に配属される前、薪剛がまだ大学生だった頃の話なんですよ。天才的な頭脳を持ちながら、まだ己の道を定めきれていない青年期。彼がどうやってあの「薪剛」になっていったのか、その変化の過程が一ページずつ、丁寧に積み重ねられていくんです。
清水玲子の真骨頂は、人間の内面をえぐるような心理描写。大学生活という青春の只中で、友情も、家族との関係も、自分自身の正体も、全てが不確かで揺らいでいる。その不安定さの中に、誰もが抱える「秘密」が静かに横たわっているんです。
緻密なストーリーテリングは健在で、伏線がじわじわと効いてくる感覚がたまらない。一話一話は穏やかに進むのに、読み返すと全てが意味を持っていたと気づく。そのゾクゾク感。
本編を読んだ人には答え合わせの興奮が、初めての人には新たな扉が開く。どちらから読んでも損はさせません。
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よくある質問
『秘密 season 0』は全何巻?
現在13巻まで刊行中です。