『私・空・あなた・私』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
美容院を営む母と暮らす高校生の日常に、母の再婚が舞い込む。新しい父と、その連れ子との四人家族。血のつながらない者同士が一つ屋根の下で暮らし始めたとき、ぎこちなさと気遣いが空気を満たしていく。それぞれが抱える距離感、言葉にできない違和感。家族とは何か、他人が家族になるとはどういうことか……。
いくえみ綾は『潔く柔く』や『私たちは繁殖している』で知られる作家だが、本作でもその真骨頂が発揮されている。再婚家庭という題材を扱いながら、過剰なドラマは持ち込まない。むしろ描かれるのは、何気ない食卓の空気、すれ違う視線、飲み込まれる言葉といった、日常の微細な感情の揺らぎだ。母の美容院という舞台設定も巧みで、客との会話や仕事に向かう母の背中が、主人公の心情を間接的に浮かび上がらせます。Comic Spicaに連載された本作は、派手な展開ではなく、静かに積み重なる描写で読者の胸を打つ。
血縁がなくても家族になれるのか。その答えは、この四人の日々の中にあります。既刊4巻、いくえみ綾が問いかける家族の形を、ぜひその目で確かめてください。
まだ読んでいないあなたへ
全4巻で完結する、美容院を営む再婚家庭の話なんです。
いくえみ綾が描くのは、血の繋がらない家族が一緒に暮らし始めたときの、あの何とも言えない空気感。無理に仲良くしようとするわけでもなく、拒絶するわけでもなく、ただそこにいる。そういう日常が、美容院という半分仕事場で半分家みたいな場所で静かに流れていくんです。
「家族」って言葉で括れないものが、確かにそこにある。お互いの距離の測り方がわからなくて、でも少しずつ何かが変わっていく。その変化は劇的じゃないんです。ドラマチックな事件が起きるわけでもない。でも読んでいると、ああこういう感じってあるよなって、胸の奥がじんわり温かくなるんですよ。
『潔く柔く』や『私たちは繁殖している』で人間関係の機微を描き続けてきた、いくえみ綾の真骨頂がここにあります。
タイトルの「私・空・あなた・私」が何を意味するのか。読み終わったとき、きっとあなたにもわかるはずです。全4巻、一気読みしてほしい作品なんです。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『私・空・あなた・私』は全何巻?
全4巻で完結済みです。