『私はシャドウ』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ
次巻発売情報
このシリーズは完結済みです
この作品について
主人公は、ある日突然「影」のような存在として生きることになる。周囲から認識されず、声も届かず、触れることもできない。それでも彼女は、愛する人々のそばで見守り続ける。自分の存在意義とは何か。愛とは、ただそこにいることなのか……。
粕谷紀子は1975年のデビュー以来、女性の内面を掘り下げる作風で知られる作家だ。『離婚予定日』などの代表作でも、日常に潜む感情の襞を丁寧に描いてきた。本作も例外ではない。「影」という設定は突飛に見えるが、これは比喩ではなく、愛する者の傍らで無力さと向き合う女性の実存そのものである。YOU掲載作品らしく、派手なアクションはない。あるのは、見えない者として世界を観察し続ける主人公の、静かな覚悟だけだ。第1回YOU大賞受賞、2011年にドラマ化された点も、この作品の持つ普遍的なテーマ性を物語っている。
既刊6巻。見守ることしかできない彼女の選択を、ぜひその目で確かめてください。
まだ読んでいないあなたへ
愛しているはずの夫を、心の底では愛せていない──そんな自分に気づいてしまった女性の物語なんです。
「離婚予定日」の粕谷紀子が描く、愛と自己の境界線を巡るサスペンスドラマ。舞台は誰もが「幸せな家庭」と呼ぶような日常です。でも、その日常を生きる主人公の心には、言葉にできない違和感がずっと渦巻いている。夫は優しい。子供も可愛い。なのに、なぜか自分の人生を生きている実感がない。まるで誰かの影として存在しているような、そんな空虚さを抱えているんです。
この作品が怖いのは、ホラーでもミステリーでもなく、「自分の心に嘘をつき続けた先に何があるのか」を容赦なく見せてくるところ。主人公が一歩ずつ自分自身と向き合っていく過程は、読んでいて息が詰まるほど緊迫感があります。彼女の選択は、誰かを傷つけるかもしれない。自分も壊れるかもしれない。それでも、このまま影でいるわけにはいかないんです。
2008年から2010年にかけて「YOU」で連載され、第1回YOU大賞を受賞。2011年にはドラマ化もされた話題作です。既刊6巻、一気読みできる分量ながら、読後はしばらく立ち直れないほどの余韻が残ります。
「普通の幸せ」が必ずしも自分の幸せではないと気づいたとき、人は何を選ぶのか。粕谷紀子が問いかける、女性の自己成長と覚悟の物語です。
巻一覧(発売順)
よくある質問
『私はシャドウ』は全何巻?
全6巻で完結済みです。