私の少年』の最新刊・次巻発売日・全巻情報まとめ

次巻発売情報

このシリーズは完結済みです

この作品について

30代のOL・早紀は、ある日公園で一人佇む少年・真修と出会う。12歳の彼は、母親を亡くし父親は家を空けがちで、孤独の中にいた。早紀もまた満たされない日常を抱えており、二人は奇妙な距離感で交流を重ねていく。親子でも恋人でもない、名づけようのない関係。それは互いの欠落を埋め合うようでいて、決して交わらない——。

高野ひと深のデビュー作である本作は、「月刊アクション」という青年誌の枠組みの中で、あえて物語らしい物語を拒む。劇的な展開も、わかりやすい感動もない。ただ、二人が並んで歩き、言葉少なに時間を共有する。その静謐な描写の積み重ねが、読者に不思議な居心地の悪さと安堵を同時にもたらすのです。関係性に名前をつけられないからこそ生まれる緊張感、それを描き切る筆致が評価され、第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した。映画化もされ、海外でも多言語に翻訳されている。

既刊9巻。曖昧さに耐えられる人だけが辿り着ける、稀有な読書体験がここにあります。

まだ読んでいないあなたへ

30代女性と小学生男子の、名前がつけられない関係。

どこにも分類できないんです、この作品。恋愛でも母子でも友情でもなく、でも確かに二人の間には何か強くて壊れやすいものが張り詰めている。既刊9巻、高野ひと深のデビュー作にして文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作です。

さとるは親がいない少年で、早紀は会社で笑顔を作り続けるOL。二人が出会ったのは偶然で、それからなぜか一緒にいる時間が増えていく。早紀がさとるに何を求めているのか、さとる自身も理解できていない何かが、ページをめくるたびに少しずつ形を変えていくんです。

この作品の怖さは、誰も悪くないところ。早紀は救われたくて、さとるは誰かを守りたくて、でもその行き先がどこなのか二人とも分かっていない。読んでいるあなた自身も「これは大丈夫なのか」と不安になりながら、それでも二人の関係から目が離せなくなります。

月刊アクションで2013年から2019年まで連載され、映画化もされました。英語やフランス語など多数の言語に翻訳され、海外でも高い評価を受けているのは、この曖昧さが万国共通だからでしょう。

人と人の距離って、こんなにも測れないものなんです。一度読んだら、誰かとの関係を見る目が変わります。

巻一覧(発売順)

よくある質問

『私の少年』は全何巻?

全9巻で完結済みです。